1.“CLEAN ROOM”という短篇が圧倒的に気に入った。
劇中で描かれている「クリーン・ルーム」は無菌室という設定なのだが、色彩鮮やかで思わず画面の中に吸い込まれそうなほど。
そのクリーンルームの周りを囲っている透明のカーテン(?)の様なものがあるのだが、これもおそろしく透明感があって、どうやったらあんなに透明になるんだろう・・・って観ていて考えちゃったほど。
麻生久美子本人はさておき、その衣装も素晴らしかった。
(その不自然にとんがったアゴのラインに「?」となり、そこにも目が釘付けになったわけだが)
そして・・・
「何より」自分がこの作品に引き込まれた理由・・・
それは、“エンディング・テーマ曲”だった。
エンドロールと共に流れる、瑞々しい歌声と素敵な楽曲。
チェックしたところ、“Hiroto Otsubo ft. Rie:「BREATHING」”の文字が。
で、“RIE”とは一体、誰?!
知らないぞ?
とりあえず、いんたーねっつにて、必死こいて検索した。
しかし、大した情報も入ってこず。
かろうじて見つけたのが、この『CLEAN ROOM』という作品の、サウンド・トラックCDが発売されているという情報。
“Jam Films 2”内の他の作品とは無関係に、『CLEAN ROOM』についてだけのサウンド・トラックがあるらしい。をぉぉ・・・
迷わずインターネット通販にて購入。
4分という短い曲だが、自分のツボにはまる一曲だった。
そして、おもむろにCDケースについていた「帯」を見ると・・・
あれだけネットで調べても正体不明だったヴォーカルの“RIE”に関する情報がそこに!
いやぁ、これにはマジでビビりました。
なんかやられた!って感じと、ちょっとした衝撃感が・・・
実は、この“RIE”さんというヴォーカルの方、あの『リング』の主題歌を歌っていた女性だったのだ。
なんだぁ、そんな程度で衝撃の事実かよ!って思われるかもしれないけど、私にとっては相当な衝撃。
『CLEAN ROOM』という作品の清清しさ、瑞々しさと相まって、素晴らしい歌声を「BREATHING」という曲で披露し、それに見事、魅せられてしまった私。
しかし、その正体が
「きっとくる~、きっとくる~♪」
の“あの声”と同一人物だったとは。
結構な衝撃だった。