3.《ネタバレ》 BB(ブリジッド・バルドー)とCC(クラウディア・カルディナーレ)の共演というのはこれ一本だけという希少価値がありますが、コメディとはいえトコトンおバカに徹しているだけとはもったいない。 BBは“フレンチ・キング”と呼ばれる五人組強盗団のボスで、他の四人は妹。CCは乱暴者として町の人々から恐れられているサラザン五姉弟の長女で弟が四人。まあこの設定でオチはバレバレですけど(笑)、この両姉弟姉妹が売りに出された牧場地下に眠る油田を巡って対決するってわけです。おフランス版ウエスタンなので全編ほぼ仏語ですが、フランス移民が30年前に開拓した町が舞台という設定にしているので違和感はなし、マイケル・J・ポラードの保安官だけが仏語ネイティブスピーカーじゃないというところが面白い。BBの四人の妹がみんなカワイイねえちゃんたちで、チョコチョコおっぱいやお尻を見せるサービスは忘れておりません。やはり見せ場は終盤のBB対CCのキャットファイトで、両女ともボディは全盛期ですからこれはなかなかの迫力で御座いました。 他愛もないお話しでしたが、BBとジャンヌ・モローの『ビバ!マリア』なんかよりよっぽど愉しめました。