1.ビクトル・ユーゴー原作の映画化で、著名なタイトル。
時代背景がとても丁寧に描かれており、モノクロ映像がちょっと暗めだけど、
それがうまい効果を生んでいるのか、芸術的とさえ思えるほどの迫力がある。
カジモドのメーキャップもすごくて、全般的にはかなり凝った作りという印象。
ただ、ヒロインに対するカジモドの純粋さや苦悩などはあまり伝わってこず、
どちらかといえば群衆劇に近いスペクタクル映画といった作りで、少々物足りなさは感じた。
ラストは原作とは違っているけど、個人的には原作通りのほうが良かったかな。