1.《ネタバレ》 自分的にはアレなんです・・・映画の評価とは全く別で、未だに原田知世がヒロインを堂々と張っている映画を鑑賞出来る事だけでも何か嬉しいんです・・・。この気持ち解ってくれる方なんてもう少ないだろなあ・・・。この映画でも持ち前の透明感と、稀有なる生活臭の無さはうまく生かされてました。原田知世目当てで観に行く分には満足。戦闘場面がまるでない戦争映画っていうのも、決して予算がなかったわけではなく、日常生活に潜む異空間ブラックコメディ的趣旨を狙っての事だと思うし、ヒーローではなく普通の役柄をフツーに演じた主人公江口洋介だって悪くない。細かい事を言えばキリのない無茶な設定もそれなりに納得。でも何か物足りないんすよねえ、一篇の作品として観ると・・・。余貴美子はじめ知世ちゃん(←いい加減ちゃん付けやめい)の上役たちの、まるで笑えないデフォルメ演技は明らかに演出の計算ミス、ちょい出の瑛太君がやけに印象的。余談ですが実家の市内に「舞阪町」という町名が実在している関係で、地名の連呼に妙なリアリティを覚えてしまいました。