17.ヘレン・ミレンが凄いんだ。もう女王様にしか見えない。生身の人間が国家を象徴することの覚悟と孤独がひしひしと伝わった。トニー・ブレアが終盤に王室擁護の台詞を本当に叫んだのかどうかは分からないけど、一理ありすぎ。皆押し黙るのもむべなるかな。ラストシーンで女の子が「女王様に」と花束を差し出したのには涙が出てしまった。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-02 01:14:55) |
16.《ネタバレ》 野生の鹿はなんかの比喩だったんだろうか。女王の信じる英国民の良識とか、女王へ向ける国民の信頼?逆に鹿狩りに熱心な旦那はダイアナ元妃を追い回したパパラッチとダブって見える。 王室側の代表格みたいなあの旦那がマスコミと同じに見える、なんて凄い皮肉だ。国民の規範となるべく伝統やしきたりを重んじた振る舞いの結果が、国民からの信頼の喪失とあの誹謗中傷。国民に全人生を捧げる、という誓いを即位直後から現在まで忘れていないっていうんだから尚更だろう。 女王への支持は回復した、なんて言いながら淡々とエンディングを迎えるから勘違いしそうだけど、これって相当悲劇的な物語なんじゃないのか。国民たちは自分を信じずマスコミの意見に同調し、女王は間違いと知りながらも自分の意見を曲げざるを得なかった。こんな事件を経験した後でも以前と変わらずに国民を信じることができるんだろうか?なんだか寒々しい気分になった映画だった。嘘。凄くあったかい気分になった。コーギーかわいい。 |
15.《ネタバレ》 実話ものではあるけども、ほとんど取材とか出来ないはずで、人物像がホントにそうなの?と疑ってしまう。ただうまくまとまっており後味は悪くないですね。 【ないとれいん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-06 13:59:40) |
14. 真面目に作られた良品であることには間違いないし、英国の王室と政府の関係、王室と国民の関係とかよくわかって参考になりましたけれど、やっぱり主人公に全然気持ちが入らず、突っ放した目でしか見れない映画は自分にはきついと言うか、一度で充分。 しかし、もちろん全然歴史的背景にも、あちらの価値観にも無知だけれど、国民の人気取りをしなければならず、そうしなければ新聞で叩かれる王室ってなんだかなあ。日本人の目から見たら、やはり一種の神聖不可侵的な(って言葉古いけど)要素を持ってないと有り難味が無くて、多額の税金を費やしてまで維持する意味がないように思われ。別に国家元首が必要であれば、大統領で充分なんだから。 その点で日本の天皇制と皇室のあり方は非常によくできたシステムだと感じました。 あと、誰か特定の人間を悪人とマスコミが決めつけ、断罪し、それに国民世論が簡単に動かされるのって、日本だけかと思ったら、イギリスでも。 民主主義のお手本の国でそうであるなら、これは民主政治、いやあえて言うと衆愚政治の宿命的な欠点ですね。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-05 12:36:45) |
13.勉強にはなるけど、それだけかな~…。ウィリアム王子の結婚式を前に「英国王室を学ぼう~」みたいなノリで放送されたんだろうから十分ではあるが、感動したりって事はありませんでした。俳優陣は全体的に良かったと思う。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-28 22:44:31) |
12. 対岸の火事ではすまない事情が日本にはあるような気がします。勉強になりました。でも、映画としての面白さは今ひとつ。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-24 18:48:50) |
11.エリザベスが敷居が高い作品だっただけになかなか手を伸ばさずにいた作品ですが、いたって普通に、テレビドラマ風の作品でした。取立ててどうということはないかなぁ。三方一両損って感じですかね。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 14:38:42) |
10.《ネタバレ》 女王陛下を気品あふれる演技で魅せてくれたヘレン・ミレンが素晴らしかったです。アカデミー主演女優賞受賞も納得です。観てみたい気はするけど、日本では皇室をテーマに映画を作るのはちょっと難しいかな。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-11 20:56:45) |
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9.《ネタバレ》 TVの再現フィルムを観ているようなチープな作りがイマイチ。ただ王家の内幕(想像?)をここまで暴露できるオープンさは日本の皇室には考えられない。というかマスコミ自体の変な自主規制があるのかな。 (飛行機にて再鑑賞)機内鑑賞のため吹替。飛行機の吹替は低予算(?)のためか、どうにもチープで。。。2011.6.5 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-07 21:11:57) |
8.ダイアナさんは確かに綺麗な人でした.でも,いくら旦那がマザコンだからって,晩年のスキャンダラスな行動の数々は個人的には?でした.離婚後だったらどこでナニしてようと問題ないということであれば,「王室は関与しない」ということで正解な訳で,あそこまでしてあげる必要が果たしてあったのかとも思います.ただ,そのあたりの奔放な振る舞いを含めても,イギリス国民の総意がこの映画の通りだったのだとすれば,クィーンは賢明な選択をしたということなんでしょうね.余談ですが,この作品でアカデミー賞をとったとはいえ,この人の代表作は絶対「onikyoshi.com」だと思いますよ. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-07-21 14:48:42) |
7.最後まで見通すことは出来ましたが、ただそれだけ。事実を素材にしているとはいえ、多分に創作が入っていると思うと醒めてしまうんですよね。大して面白くは感じられませんでした。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-03 11:36:32) |
6.再現モノとしてはそれなりによくできていると思います・・・が、それによって何が描きたかったのかは結局不明。多分、王室の威厳・伝統と国民意識の変化の衝突というのが最大のドラマの要素になるのでしょうが、この主人公がそれまでの人生でどのように考え、行動してきたのかというのが突っ込まれていないので、首相とのやりとりにも迫力が伴いません。また、メインの葬儀の前後も妙にあっさりとすまされています。テーマは明確に一本に絞り込まれており、とても分かりやすい作品ではあるので、点数はちょっと甘め。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-14 02:36:43) |
5.なかなかシリアスで、良いのでは.. 少し“よいしょ”的映画ではありますが... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-12 12:10:23) |
4.《ネタバレ》 この映画がただの「そっくりさん大会」ではないことは重々承知の上ですが・・・それにしても女王とエジンバラ公がかくもイメージどおりなのに息子のチャールズがなんであの役者さんなんですか?似てないってばかりか印象も極めて薄すぎ!出てくるたびに「誰?スタッフだっけ?」って思ってしまいいちいち興ざめしました。「ボクはチャールズ」とでも書いた札でも下げてくれなきゃわかんないような役者をどうして起用したんでしょうね? あとは王室の風景は良しとしても、実際の首相の生活ってあんなもんなんなのかな、と。随分庶民的なので驚きました。これって労働党の政権だからだとか?・・・それからいわば敵役っぽい立場のブレア夫人の扱いがちょっと不満。あんな描き方じゃなくもう少し理知的魅力的に描いたほうがぐっと深みが増すと思うんですけどね。アレじゃよくあるおばかなリベラリストって感じで公平性を欠く気がします。 ・・・とまあ、いろいろ不満を書きましたが全体としては悪くないかと。ヘレン・ミレンの流されない確固たる気高さなんて申し分ないし、そのほかの保守的な王室の面々のいけずぶりもなかなかいい味出しています。 ・・・・しかし、いくら気に染まぬかつての嫁でも、その訃報に際しても休暇を続行し雲隠れを続けるっていう王室側の姿勢もどうなんでしょうね。声明や弔意云々よりもそっちのほうが気になりました。やっぱ孫たちには一刻も早く「彼らの母」の亡骸に会わせてやるのが本当なんじゃないでしょうか?たとえそれがマスコミの晒し者になることとを意味したとしてもそれが人の情ってもんではないのかと思うんですけど・・・ってこんな考え方って極めて下々の常識なだけで高貴な方々はまた別の規範を元に己を律しているものなのかもしれませんが。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-31 17:07:24) |
3.《ネタバレ》 ヘレン・ミレンは大好きな女優さんだし、演技力も素晴らしいと思うけど、やっぱり人の品格ってのは生まれつきのものだから、どんなに演技力があっても、全然重みが違う。 誰かテレビ製作みたいって書いてあったけど、本当にそのとおり。すごく残念。エリザベスⅡ世の考え方は確かに間違っていないとは思うけど、世の中が余りに早く動くから着いていけなかったのでしょうね。私はすごく俗っぽい人間なので、チャールズの自己保身にはうんざりしました。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-24 16:49:55) |
2.ヘレンミレンの演技はよかったけど、ストーリーにはそれほど引き込まれなかった。ただ、王室の人ってのは生まれた時から自分の歩むべき道が決まっていて、華やかな反面、御苦労も多いんだろうなって思った。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-28 13:19:24) |
1.《ネタバレ》 この物語が事実かどうかは、当の本人たちとその周囲のごくわずかな人々にしかわからない。少なくとも現役の君主の顔に泥を塗るような内容ではないことは明白だ。自分の心と命を国民に捧げた女王が、気高さの内面で人間らしい苦悩を抱いていたことは確かなのかもしれない。広大な王家の狩猟場で颯爽と四駆車を操る凛々しさも、知る人ぞ知る女王の一面なのだろう。しかし、女王が独りになった時に人知れず泣いたかどうかなんて誰にもわからないし、たとえば劇中ちょっと皮肉っぽく描かれているブレアの妻だって、立場を変えてみれば正論を語っている国民の一人だとも思う。女王という生身の人間を演じきったヘレン・ミレンは素晴らしいと思うが、だからといって私の英国王室に対する見方ががらっと変わった訳でもない。結局のところ何を伝えたい映画なのかよくわからなかったが、女王の前に現れる一頭の美しい鹿の存在が、「中途半端な偉人伝」から「一本の映画」へと作品を引き上げたと思う。 【denny-jo】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-14 23:26:46) |