2.《ネタバレ》 人間のおぞましさが垣間見られる映画です。
政情不安定な地域での取材は危険が伴いますし、それを覚悟して活動してるのが戦場ジャーナリストですが、拉致され交渉の道具に使われ、あげくの果てに殺されるという事実。
双方言い分はあるのでしょう。
過去に武器を支援した国家もあれば、空爆で民間人を殺した国もある。
それに対して民間人を拉致し自分達の顔がばれないよう覆面をしながら殺害する。
この手の問題は未だ続いています。
映画としてこの作品をどう捉えるかにもよりますが、アンジェリーナジョリー云々ではなく、一つの「事実」「映像記録」としてこの作品は評価されるべきでしょう。
決して派手なアクション、ストーリー展開はありませんが、淡々と事実だけを映し出す姿勢は評価したいです。
それにしてもこの事件を映画化する許可を出した被害者のご家族は凄い。