自転車泥棒のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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自転車泥棒

[ジテンシャドロボウ]
Bicycle Thieves
(Ladri di biciclette)
1948年上映時間:93分
平均点:7.44 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-27)【にじばぶ】さん
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監督ヴィットリオ・デ・シーカ
キャストランベルト・マッジォラーニ(男優)父 アントニオ
エンツォ・スタヨーラ(男優)息子 ブルーノ
此島愛子(日本語吹き替え版)
石井敏郎(日本語吹き替え版)
松島みのり(日本語吹き替え版)
富田耕生(日本語吹き替え版)
原作ルイジ・バルトリーニ
脚本チェザーレ・ザヴァッティーニ
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
音楽アレッサンドロ・チコニーニ
撮影カルロ・モンテュオリ
製作ヴィットリオ・デ・シーカ
配給イタリフィルム
松竹
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12
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21.《ネタバレ》 高校生か大学生の時劇場まで見に行って「つまんない映画だな」と思った記憶があります。今回約30年ぶりに見返しての感想は「やっぱり面白くない映画だ」

私が生まれたのはちょうど高度成長時代が頂点にさしかかった頃で、物があふれている時代。ちかごろでは「断捨離」だの「ミニマリスト」だの、物を持たないことが一種のステイタスになっているようですが、モノがいっぱいあることには変わりありません。そんな時代に、自転車一台盗まれて生活に困り、明日をも知れない人間の気持ちがわかるか? わかるわけないです。私もどちらかというと貧乏人ですが、そこまで切羽詰まってはいません。戦争後のイタリアよりは、今の日本の方が求人も多いでしょう。それにこの父親、必死なんでしょうがやってることがメチャクチャ。教会で騒ぎを起こしたりして、そこまでやる必要があるのかと思えてくるし、勝手すぎて同情する気にもなりません。最後には他人の自転車を盗もうとするわけで、結局「そういう人」だったのかと、そういう意味では納得できますが。

結局は、関係のない高みから、まったくの人ごととして、(無意識の優越感を伴って)「ああかわいそうだね~」と同情している人が多いのではないかと思ってしまいます。

街のあちこちにまだ空き地があって、戦争後間もないことを感じさせます。その一方で電車は走っているし車や自転車も少なくはないし、復興しつつある状態も感じさせます。そういった時代の空気はよく感じられました。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-30 20:38:48)
20.《ネタバレ》 切ない映画。
最後のシーンは、立場変われば人も変わって見える、とも思えるし、素人が盗みに手を染めても(ムリで合わないことをやっても)結局失敗する、とも思えるし、位置付けを考えさせられる。

また、この時代の社会状況を上手く描いているのかもしれないが、自分の中ではどうにも消化しきれない。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-02 01:41:55)
19.「何も考えずにワインを飲むぞ」と息子とふたりでレストランに入るシーンと、ラストのふたりの表情がなんとも切なく、しかし固い絆も感じさせる。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-07 19:47:05)
18.自転車の傷が伏線で子どもがお手柄という展開を予想してたので完全に裏切られた。
お告げにもまんまと騙されて犯人だと思い込んでたから気にならなかったけど、冷静になって考えてみれば酷い冤罪ですね。
それでも、家族の生活がかかってると思えば、父親の理不尽な行動にも同情の余地があると思いつつ、やっぱりどこか納得行かない部分も残る。
そのモヤモヤがラストシーンで晴れるのかと思いきや、逆に考えさせられる展開。
深いテーマだとは思うけど、なんだか気が滅入りました。
それにしても、自転車1台の話でここまで引っ張れるシナリオには感心します。
もとやさん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-29 16:18:28)
17.戦後イタリアを背景にした、ネオレアリズモ(写実的)作品。
親子のエピソードを一本紹介という内容で、ストーリー性は薄く、上映時間も88分と短い。
同じイタリア映画でも「鉄道員」「道」「ひまわり」なども写実的作品に挙げられるが、
これらは一応しっかりと物語を構築しており、本作はやはり物足りなさを感じてしまう。
ただし出演者の演技、人物描写や心理描写が秀逸なので、感情移入がし易く、
心にはずっしりと響いてくる。変な映画を観るよりは全然いい。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-26 09:52:42)
16.《ネタバレ》 日常生活を地道に丁寧に追った描写は優れているのだが、それだけに、主人公のどんくささやもたつきぶりが、目につくというか身につまされるというか・・・作品として鑑賞をすることはできますが、のめり込んで見ることはできません。ただし、たった自転車一台でも十分なサスペンスを構築できるということは、今日においても参考にされるべきです。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-16 00:26:48)
15.映画のジャンルというかテーマ・背景で私の苦手なものに「貧乏」があります。おそらく折角身銭を切って見るのだから、せめて映画の中では夢物語を味わいたいという欲求が根底にあるからでしょう。じゃあこの作品を見るなってところですが、名作の誉れ高いこともあって、10年以上も前になりますが機会があって見たものです。正直言って、見てよかったです。確かに好みのテーマではないのですが、考えさせられるものが多々ありました。抜け出すことの出来ない貧しい状況に自分が陥ったとしたら、それをどうやって打開すればよいのでしょう。子供の前で品格を失わずにいることができるでしょうか。誰しも情けない親ではいたくないものです。答えなどないのですけれど、ラストにはちょっと救われる思いがしました。
ジャッカルの目さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-13 20:04:05)(良:1票)
14.シーツまで売ってお金を作り、何とか購入した自転車を盗まれ、このままでは職を失ってしまうアントニオ。そりゃ気持ちは分かるけど、アントニオの行動はやりすぎだな。しかしラストシーンは本当に良かった。これを演じているのがどちらも素人だというのだから驚き。
リーム555さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-26 18:06:14)
13.《ネタバレ》 ストーリーは良いのですが、お父さんの行動に気になる点がいくつかあってイライラしました。
気が動転していたとはいえ、教会の中とか執拗に爺さんを追いかけたり、占いの順番待ちを無理やり飛ばしたり、確たる証拠もなしに人を犯人扱いしたり・・・かなり大人げない。爺さんから住所を聞き出したのにそこに向かわないのはなぜ?ラストシーンが良いだけに中盤の展開が惜しまれます。
きーとんさん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-18 16:14:26)
12.《ネタバレ》 さぁクライマックスに至る瞬間この後どうなるか、手に汗握る展開!!と思った30秒後にこの映画は堂々と大きなFINの字を出して終わる。なんという肩透かし!この後の親子が見たいんじゃん!!この時代の映画って本当さっぱりした終わり方が多いね。邦画もそう。
映画が最後の最後まできっちり見せるようになったその後には、この手の映画に慣れていた人々は「余韻がなく蛇足で助長で余計だ」という感想を持ったのだろうか聞いてみたい。
りんすさん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-20 02:07:36)
11.《ネタバレ》 この作品が映画史において、どんな位置付けなのかとかは私にとってはあまり意味がなく、09年の現在の私が見てどう思うかが重要なのであって、だから、全くトンチンカンなレビューなのは重々承知なのだが、ハッキリ言って、私はこの父親のマヌケぶりばかりが目に付き、怒りに近い感情が湧いて来た。表現としては優れているのは分かる。バカにしていた神頼みにさえすがってしまったり、金持ち家族の側で気が大きくなって食事してみたり(当時のイタリアでは子どももワインを飲んだのか?)、人間の滑稽さが実にうまく描かれているわけで。さらに秀逸なのは、父親が思いあまって自転車泥棒になってしまってからラストに至るまで。自分が被害に遭った時は違って、泥棒になったら大勢に追いかけられるという不条理。最後に、老人が見逃してくれたことと、息子が泣きながら帽子を手渡しそっと手を握るシーンに、少しホッとするのも事実。しかし、それ以上に、そもそもそれほど大事な自転車探しに幼い息子を連れて行くのが解せないうえに、犯人に似た男を見かけて絶対追いつけっこないのに追い掛けてみたり(最初から老人を掴まえればいいじゃないの、と思って見ていたら、その後、老人を追いかけ出して呆れた)、教会で手がかりになりそうな老人に撒かれたり、老人に聞いた番地を訪ねることなく犯人かどうか分からないのに勝手に背格好が似ているだけで犯人と思い込んで問い詰め逆襲にあったり、子どもが溺れているという声が聞こえれば息子の居場所を確認もせずに川縁に走っていったり、こんな父親、息子になじられても仕方ない。そんな細かいことに気を取られるってことは、私にとっては本作がそこまで「圧倒的」でない、ということ。だから、高評価の中、若干後ろめたいがこの点数で。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 15:00:20)
10.《ネタバレ》 一緒に市場で探してくれた友人たちから、自転車を借りることはできないものだろうか。食事をするお金があるくらいなら、中古自転車を買うことはできないのだろうか、など、ついつい現代的な感覚で疑問を感じすぎて、どうも入り込めなかった。イタリアなまりの英語が耳障りだったが、これも、貧しいイタリアがアメリカに売り込んでいたからなんだろうか。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-14 21:47:04)
9.《ネタバレ》 最後のシーンはちょっと切ないが、さすが名作だけあって良い映画でした。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:17:47)
8.オヤジの運の悪さ、ほんと見てるだけで可哀想。自転車があれば普通の暮らしができて、なければホームレス同然の生活が待っているこの差っていうのはいわゆる「天国と地獄」。考えるだけでも怖い。チャップリンの「キッド」の本当の親子バージョンみたいな感じだけどオヤジのちょっとした自己中っぷりには耐えられない気分だった。全編にわたって暗いんですが、戦後のローマの貧富の差が痛いほどよく分かるので歴史を知るにはいい内容だったかと思います。救いようがないラストのその後、アントニオ率いる家族がどーなったか、、すっごい気になる。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-29 10:56:25)
7.《ネタバレ》 自転車がないと仕事すら出来ない時代が物悲しい・・・奥さんが質にシーツ入れたりしてやっとありつけた仕事なのに・・いきなり自転車盗まれちゃうし(´Д⊂グスン そこからは探す!探す!! 息子のブルーノくんが意外と冷静でかわいらしかったのが救いかなぁ~と。
うさぎ大福さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-08 02:16:08)
6.名作の誉れ高いけど・・・個人的にはそこまで面白くはなかったです。
H.Sさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-23 19:32:29)
5.子どもの気持ちになると切ないよね~。あのラストシーン。
T橋.COMさん 6点(2004-01-19 20:36:13)
4.ラストシーンはやるせない。人生の不条理。そこでズバッと"FIN"という文字が...なんてことだい。
これを目にしたとき、「えっ?もうお終い??」などと思った私は「ネオリアリスモ」に触れることができたんでしょうか?
もちろん不満なわけじゃありません。むしろ余韻というか残響というか何かがが心に残るのが不思議。やっぱり名作なんでしょうね。
ただやっぱり古いかな。若い映画ファンにはつらいかも。
veryautumnさん 6点(2003-12-17 12:59:08)
3.むかし、自転車置き場で自転車を盗まれてしまい、近くに似ている自転車があったので乗って帰る途中で、警察につかまりました。この映画ではないけど自分がやられたから、しかたなくっていうのは許されないですよね(コネのある人は、ある程度何をしても許されるので別ですが)。補導されたときに、この映画のセリフを言っていました。生意気だとさらに罪が重くなりました。今だったらもっとカラリとしていそうです。時代を感じさせる映画ですね。
omutさん 6点(2003-09-02 00:58:03)
2.げげ!なんてラスト!誰かこの親子を救ってくれ!
あろえりーなさん 6点(2002-07-05 09:03:56)
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【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 7.44点
010.83%
100.00%
200.00%
310.83%
421.65%
586.61%
62117.36%
72923.97%
82722.31%
91613.22%
101613.22%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review9人
2 ストーリー評価 8.09点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.53点 Review13人
4 音楽評価 7.11点 Review9人
5 感泣評価 7.91点 Review12人
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【アカデミー賞 情報】

1949年 22回
脚色賞チェザーレ・ザヴァッティーニ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞特別賞

【ゴールデングローブ賞 情報】

1949年 7回
外国語映画賞 受賞 

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