1.1940年製作にしては傷ひとつ見あたらない映像だったので、おそらくデジタル・リマスターされたのでしょう。極彩色の総天然色が目にまぶしく、色遣いは堪能させてもらいました。物語は、前半が盲人アーマッドが語るこれまでの顛末。後半は少年アブーの冒険譚が中心で、それなりに楽しめましたが、少々長いというか平板な展開に思えました。王女様はお美しくて目の保養になります。でもジンの衣装がおしめにしか見えなくてぶちこわし(笑)。特撮は頑張ってました。サイレント時代からの流れか、音楽が垂れ流しで場面に合わせてコロコロ変わるのには閉口します。