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おろち

[オロチ]
Orochi - Blood
2008年上映時間:107分
平均点:5.89 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-09-20)
ホラー漫画の映画化
新規登録(2008-10-07)【ケルタ】さん
タイトル情報更新(2019-01-06)【かっぱ堰】さん
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監督鶴田法男
キャスト木村佳乃(女優)門前葵/門前一草
中越典子(女優)門前理沙
谷村美月(女優)おろち/佳子
山本太郎(男優)大西弘
嶋田久作(男優)執事・西条
大島蓉子(女優)昌江
エド山口(男優)パパ
楠見薫(男優)家政婦・君田
諏訪太朗(男優)飲み屋の客
眞島秀和(男優)劇中劇の男優
原作楳図かずお「姉妹」「血」(「おろち」/小学館 刊)
脚本高橋洋〔脚本〕
音楽川井憲次
撮影柴主高秀
製作東映(「おろち」製作委員会)
テレビ東京(「おろち」製作委員会)
小学館(「おろち」製作委員会)
小学館集英社プロダクション(「おろち」製作委員会)
東映ビデオ(「おろち」製作委員会)
企画黒澤満
遠藤茂行
配給東映
衣装宮本まさ江
照明蒔苗友一郎
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6.《ネタバレ》 監督・鶴田法男、脚本・高橋洋といえば明らかに邦画ホラーの構えだが、実際見るとふざけた怖がらせなどはなく、人間の心の闇を描き出そうとする極めて真面目な映画になっている。ただ白黒フィルムに写った女優の顔とか、少女が床に落ちた様子が「女優霊」(1995)を思わせるものはある(笑う女はいない)。
また開始時点が昭和25年で次は昭和44年頃かと思うが、映像面のほか人物の言動などでも年代がかった感じを出しており、舞台になった古めかしい洋館は昭和(戦後)の怪奇映画を思わせる。ちなみにまた後の時代に飛ぶのかと思っていたら最後までその時代で止まっていたが、原作の発表年代がそもそもこのあたりだったらしい。
そのような雰囲気はいいとして、物語的には昔のいわゆるメロドラマでも見ている感じでそれほど心を動かされない。まともな役者が熱演しているにもかかわらず心が痛いと思うこともなく、そうですかそれは大変でしたねとお愛想を言って終わりになるような感覚だった。また題名の主人公が意外に活躍しなかったのも不満だが、「やめなさい」と言ったところはかろうじて格好よかった。
その一方、エンディングで出た主題歌(柴田淳「愛をする人」)が少々古風ながら妙に心に刺さる曲で、これで映画全体の印象がかなり底上げされた感はある。映画に関しても、年代がかった物語のようで実際は人間の本質的なところを捉えていて、いつの世にも変わらないものが表現されていたのかも知れないと思い直したのはこの曲のせいである。監督は楽曲のタイアップがお嫌いかも知れないが(cf.「POV〜呪われたフィルム〜」(2012))、これを見れば必ずしも悪いことばかりではない。

なおキャストに関しては、まずは谷村美月嬢が可愛らしい(当時18歳くらいか)。この人も演技派だろうがナレーションは少し素人っぽく感じた。また姉妹対決では、個人的な好みの問題から中越典子さんを応援していたが、結局どっちがいい人ということもないわけである。この人には一瞬ほんのわずか色っぽい場面がある。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-01-12 18:59:15)
5.《ネタバレ》 私は中越典子がモデルをやっていた頃に仕事をしたことがあると云うだけの理由で彼女を熱心に応援しております。本作でのライバルは木村佳乃。ストーリーなどそっちのけで、その対決を見守りました。木村佳乃が良い芝居をするたびに「あっ、やられた」と嘆息を漏らしました。学芸会の芝居を見守る親の心境です。親をやったことが無いので正確には分かりませんが。かなり健闘しましたが、全体としては木村佳乃に軍配が上がります。中越典子が悪いのではなく、木村佳乃のキレた演技が良すぎました。それは認めましょう。でも谷村美月よりは格段に良かったと思っております。なんだか、つまらないことを書いてますな。さて、原作は子供の頃に読んだ記憶があり主人公はそれなりに存在感があったと思ったが、本作ではただの傍観者に過ぎない印象で、「おろち」を元に制作する必然をあまり感じなかった。オカルトとどんでん返しを効かせた美人姉妹の愛憎劇だけで充分に成立する。「おろち」の生態説明や独白などはちょっと余計な雑音にも感じられた次第。最近のジャパニーズ・ホラーはやる気の感じられないクソ映画気味の作品が多いけど、本作はセットの作りこみや出演者の芝居が充分にアベレージを満たしていて(って、それが当たり前なのだけど)、見応えありました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-13 23:44:49)
4.《ネタバレ》 木村佳乃の熱演に尽きる。谷村美月も可愛い。ちゃんとサスペンスしているし、一昔前な雰囲気も良い。楳図かずお原作の映画の中ではトップクラスの出来。ただ、原作を知らない人にしてみると、おろちのキャラ性がよく理解出来ないのではないか。「不老不死、超能力者、人の人生を見守っている」という主要3点の特異な設定にまず馴染んでもらわないといけない。なのに「100年周期の眠りがやってくる」という唯一最大の弱点を突如露呈、また「佳子という少女に意識が乗り移る」のも唐突過ぎる。この2点は超人であるおろちが弱体化する姿を描き、キャラの幅を持たせるためにも重要なエピソードであり、1作に詰め込むには情報過多。第1作目におろちの魅力と個性をしっかりと描き、その後シリーズ化して何話かに分けて描くべきだった。本作のベースになっている原作「姉妹」だけでもおろちの主要3点の設定を活かして魅力的に描く事が可能で、且つ単体で傑作と呼べるエピソードでもあり、他のエピソードと混ぜる必要性を感じない。また、妹が佳子と姉の血を入れ替えようとした意図もよく分からないまま終わり、薄幸の少女・佳子が幸せを掴んだ矢先に殺されてしまうという悲劇も軽く扱われてしまったように思う。複数の話を混ぜて尺伸ばしを計るとこうした弊害が起こり、それぞれにある良さを薄めてしまいかねない。さらに、姉妹の嫉妬を強調するなら山本太郎をもっと好青年に描くべきでは?あんな男を奪い合うのも理解しがたい。まあ鑑賞後感も悪くなく、映画を観たな~という気分になれるので普通に5点、キャスティングの良さで+1点。出来れば本作をリセットしてシリーズ化し、各話をそれぞれじっくり描いてほしい。 この「おろち」という作品は特に、各話とも明確なテーマがある。そこをしっかりと強調し、余分な要素を入れて薄めたりせずに。もちろんおろちは谷村美月で。
にしきのさん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-14 17:34:02)(良:1票)
3.この原作と「恐怖」シリーズの中の『うばわれた心臓』、『洗礼』あたりの漫画が幼少の頃の私のトラウマになっています。梅図かずお原作は、疑う事を知らない清らかなコドモゴゴロにはすさまじいインパクトでした。それだけに映像化されたこの作品、イメージが損なわれそうで観ようか観まいか躊躇してました。・・・まあ無難な映画化でしょう。「阿修羅のごとく」あたりからひねった役どころに積極的に挑戦し続けている木村佳乃がいかにも望んで演じたくなるような役。原作の『姉妹』と『洗礼』をつなぎ合わせたような展開。でもこの映画だけをみたら、「おろち」が一体どんな存在なのか、分かりにくくないですか?原作読んでた自分でも、何だかよくわからんモヤモヤした存在に思えたぞ。梅図センセイの恐怖漫画ヒロイン独特の表情、「頭の両側面に手の平を当てて(ひいいいいいいいいいいいいい~!!)」の構図が出て来なかったのがちょっと残念。でも、ま、こんなモンでしょ。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-09 11:35:24)
2.物語としては間違いなく面白いんだけど、映画の作りに問題あり。
特におろちが語り過ぎ。
もう少し静かに見守ることはできなかったのだろうか。
それにしても、木村佳乃が怖かった。
この人はコミカルな役をやっても頭がおかしいんじゃないかという狂気を醸し出していたけど、怖い役で狂気を醸し出されると、ほんとに怖くなるので勘弁してください。
ホラーはちょっと苦手なんです。
その相手役として抜擢された中越典子も負けず劣らず怖くて、二大女優の間に挟まれて谷村美月が少し気の毒な感じでしたね。
決して下手ではないんだけど、貫禄という意味で少し物足りなかった。
もとやさん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-19 21:32:42)
1.久し振りに見応えのある和製ホラーを観た。やはり日本の怪談は「オンナの情念」を描くところにある。タイトルロールの「おろち」は狂言回し的な役柄に過ぎず、業の深さから自滅していく人間の姿をただ見守っている。おろちを演じる谷村美月の謎めいた美少女ぶりも素晴らしい。勿論、木村佳乃と中越典子のバトルも見応えあり。ラストのオチはよく出来た怪談を思わせ、鳥肌が立った。シリーズ化希望。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-17 14:10:27)
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 5.89点
000.00%
100.00%
215.26%
300.00%
4421.05%
5210.53%
6631.58%
7210.53%
8315.79%
900.00%
1015.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
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