青銅の基督のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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青銅の基督

[セイドウノキリスト]
1955年上映時間:126分
平均点:5.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマ時代劇モノクロ映画歴史もの小説の映画化
新規登録(2008-10-29)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2009-11-23)【イニシャルK】さん
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監督渋谷実
キャスト岡田英次(男優)萩原裕左
香川京子(女優)モニカ
石浜朗(男優)吉三郎
三井弘次(男優)岩吉
堺駿二(男優)長次
山形勲(男優)奉行
滝沢修〔男優〕(男優)キリシトファ・フェレラ
野添ひとみ(女優)お蝶
山田五十鈴(女優)君香
毛利菊枝(女優)つる
伊達信(男優)儀右衛門
山路義人(男優)与力
薄田研二(男優)長老
荒木忍(男優)藤田多門
信欣三(男優)富井孫四郎
脚本斎藤良輔
音楽黛敏郎
撮影長岡博之
配給松竹
美術松山崇
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1.《ネタバレ》 滝沢修の新劇臭プンプンの熱演にはまいるが、隠れキリシタンの集会の場など舞台的な場面では、新劇臭もそれほど気にならない。滝沢が弾くオルガンを壁へだてた向かいで、堺駿二が空気送ってるあたりに渋谷の味。でも渋谷が好んで描いた“人の弱さ”は、こういう転向といった大げさなものより、普通の生活でチラリと見せるズルさみたいなのの方が得意だったんで、やっぱりこれは新劇なんだな。原作読んでないからよくは分からないけど、この転びバテレンは、苦悶と裏切りとがうまくつながって感じられなかった。面白かったのは信仰のテーマより芸術論のほうで、実にプライベートな感情から立派な鋳物をこしらえ、それによって裁かれてしまう岡田英次、それと信欣三の対比が面白かった。クリスチャンではない山田五十鈴はその絵の芸術性のゆえに(まあ男に惚れているわけだが)踏めぬと言う。またワイセツ画の絵師の信欣三は、火あぶりになっていく香川京子をせっせと写生していく、という対比。岡田英次の声は実に不思議な味を持っていて、日本映画の黄金時代に初期の社会派から『砂の女』などまで数多くの作品に出演し、レネの『二十四時間の情事』もあるが、そのキャラクターを十分に生かしきった作品についに出会えなかったのでは、という残念な思いもちょっとある。いつもながら三井弘次がいい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2009-11-23 11:58:35)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5150.00%
6150.00%
700.00%
800.00%
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