2.テレビのシリーズのファンなので長らく観たいと思いながらも、上映期間を逃したので、ようやくDVDで鑑賞したが、劇場版である必要はなかったなあというのが率直な感想。わざわざ劇場まで観に来たり、DVD買ったり借りたりする客は、偶々深夜に観てしまったという人とは違い、フェイクドキュメンタリーだと認識しながら観ているということが前提とはいえ、中盤以降のあまりに台詞くさい台詞に思わず「そんなこと言う奴おらへんやろ~」と、某芸人風のツッコミを入れてしまった。いつものお蔵入りの説明が入る出だしなんかは良かったけど。題材はいいのに、うまく料理し切れていない感じ。恒例の最後の種明かしも今回はちょっとくどいかな。山本剛史のファンなので、ちょっと得した気分の6点(しかし当然といえば当然だがクレジットはなし)。同じ彼が出てくるフェイクものなら、山下敦弘の「不詳の人」や「汁刑事」のほうが断然好きだけど。