1.《ネタバレ》 市川雷蔵と川崎敬三コンビによるコメディタッチな股旅時代劇!やたら女に弱く、だらしない弱気侍の川崎敬三に対して手助けしようとする度にお金を要求する市川雷蔵、前半はかなりの喜劇調でテンポ良く話は進むものの、後半になるに連れ、市川雷蔵演じるやくざな男には妹がいて、別れたまま離れ離れと、何だか染み垂れた話になっていき、前半の調子で進めばもっと楽しめたはずだと思うと、ちょっと残念である。相変わらず市川雷蔵はかっこ良く、股旅ものとしての楽しさを見せてくれている。このシリーズのこれが最後の作品らしいけど、他のも是非、観てみたい。それにしても女優陣、魅力的な人とそうでない人との差が大きすぎるのもマイナスであり、喧嘩旅てあるように喧嘩のシーンも満載であるが、その喧嘩についても何だかいまひとつな感じがする。まあ、けして、つまらない作品じゃないし、それなりに楽しめたので6点てことでこの作品の感想を終わりにしたいと思う。