12.《ネタバレ》 GOEMONの訴えに深く心を動かされた徳川家康は、この十数年後、お茶々と彼女の息子を大阪城で殺して争いの種をなくし(塚、秀吉に子供しこむ暇あったんかいな?)、さらに彼の子孫は日本を外国から閉ざすことによって300年の平和を築いたのであった。(とすると、その幕府を倒そうとして権力争いをする薩摩、長州、坂本龍馬は悪ですね、GOEMON的世界観からいうと)
塚、権力者自身は自分の権力がゆらぐ権力争いも、他に入れ替わることも絶対望まないんだから、「お前らがつぎつぎ権力争いして入れ替わっていくから戦が起こるんだ!」って言われても「いや、俺にいわれても」って当惑するしかないと思われW。
結構楽しんで見てたんで、最後に関が原に向かって駆け出した時には、こいつ何をするつもりかと唖然としてしまいました。
世の中にいろいろな頭の悪さがありますが、自分が知らないことが一杯あるのを放っておいて、勝手な思い込みでメッセージにまでしてしまうこの紀里谷さんの頭の悪さは一種独特ですね。W
ただ、映像監督としての彼の才能は素晴らしい。もう最初の大阪城、大阪の町の風景、
それに何と言っても安土城、そして信長の姿。信長フリークとしていろんな信長を見てきましたけど、これほど六天魔王を完璧にイメージ化できたのは他に見たことがありあません。
それから、キャシャーンの時も思ったけどこの人は、女性を綺麗に撮ることに関しても天才ですね。rhforeverと名乗りながら、むしろ憎しみの対象にすらなることがあったこの数年ですが、本当に久しぶりに広末を見て昔の熱い思いが蘇るくらい綺麗にとってくれました。
キャシャーンの時も思ったけど、本当に紀里谷さんは少なくとも脚本だけは誰か他の人に任したら素晴らしい映画が作れる人だと思います。
広末の美しさ、信長、安土城、その他のCGで充分、7点、8点つけれる映画なんですが、
天下に名高い美女、そのイメージ通りの茶々の子役が………という、信じられないミスキャストで-1点です。(一度だけならそういう失敗も分かるんですけど、何故リトルDJと同じ失敗が繰り返されたのか理解できません。)
平成29年1月15日追記 自分世の中でお金が一番大事であり、お金は幸福の十分条件ではないにせよ必要条件だとかたく信じて生きてきた人間なんですけど、紀里谷さん見るとあまりお金がありすぎるのも良し悪しだなって思わざるを得ません。
本当に非常識で何にもわかってないのに(そりゃ中学校2年で中退wですからね、しょうがない点もありますが、しかし義務教育をなんだと思ってるんだろう、家業が家業だけに法律に対してすごく柔軟ですねw)、おそらく元妻以外の誰もお金の威光に負けて指摘してあげない、だから自尊感情がとことん肥大して、これだけ大々的に自分の無知、非常識加減を晒してしまう、なんか気の毒で。
断捨離実行中の自分的には、どれだけ広末が綺麗でも、あるいはどれだけ信長がかっこよくても、こんな馬っ鹿みたいな映画のために自分の部屋のスペースを割くのは我慢できませんね。さて明日ブックオフでいくらつけてくれるかな、Blu-ray。アマゾンで買い取ってもらえないのが泣ける。