45.孤島の施設での巨悪に迫るハナシに興味津々でしたが。 洞窟シーンで、あ~・・・これは・・・ テンションが転げ落ちて行く。 最期の決断が目をひいたものの、あいも変わらぬダラダラ描写での辛気臭さにゲンナリしたままでお開きとなりました。 マックス・フォン・シドーの怪異ぶりに+1点。 |
44.《ネタバレ》 霧、水辺、炎、病院、精神病、鉄格子、象徴的な悪夢。そして、妄想による自己欺瞞で妻殺しの罪から逃避する主人公。クリーチャーが出てこないというだけで、ほぼそのままホラーゲームの『サイレントヒル2』だったし、更に言うならそのイメージ源である『ジェイコブス・ラダー』の変奏。制作陣はかなり影響を受けていると思う。特に“崖の下の死体”のシーンはゾクッとして良かった。 しかし表層的な作りは上手でも、人物描写はすっぽりと抜け落ちていた。だから、「どんでん返しは見え見えだったけど、トータルで良かったよね」という評価にならない。死んだ妻の登場シーンは「観客を混乱させたい」という狙いがあからさますぎて、ミステリアスというよりイライラするし、「二人の間にあった愛」が描かれないので「子殺し」の真相は荒唐無稽に映る。主人公はただプッツン女に人生を奪われたようにしか思えず、「最後の選択」に切ない余韻を感じることはできなかった。 【乱泥】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-03 23:37:15) |
43.《ネタバレ》 映画のタイトルだけをみて、全く予備知識なしに鑑賞しました。精神異常者の失踪事件を追うために怪しい離島の精神病患者収容施設を訪れる主人公ですが、最初からなんとも言えない怪しい雰囲気で、時折なにか主人公がとんでもない秘密を抱えていそうな描写が入り込みますので、どんでん返しの展開が来るのだろうなと思いながら観ていきましたが、その期待どおりに最後はなりました。謎めいたところがたくさんあったので、わかった上で見返すと新しい気づきが得られそうではありますね。 虚実入り雑じった映像なので、どこまでが主人公の妄想なのかわかりにくいですし、観る人によって解釈が変わりそうな感じがするところが面白いのかもしれませんね。悪名高きロボトミーが行われていた時代の話ですが、実際問題この映画のような現実に直面すると、解決手段としてこういうことを行いたくなる気持ちもわからないではないですが、でもそうであるほど、やや確信犯的にこの手段を行っていたとも思えてくるわけで、よりその時代の医療従事者の罪は重い気もしてきます。 最後は尊厳死のような形で主人公の選択がえがかれますが、それを黙って見送る医師も含めて、切ない終わりかたでした。ただ中途半端に廃人にされるくらいなら、それこそ自決という道もあるとは思いましたけどね。 【たあたん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-29 01:24:04) |
42.《ネタバレ》 アサイラムという映画と似ている。 アサイラムをシャッターアイランドをみる一週間前にみてしまったので、既視感はあったが私はシャッターアイランドの方が深みがあり好きだ。 レオのこれまでの苦しみが描かれているので、なぜ病んだのか共感できる。 長い映画だけど、退屈しなかったしアサイラムを直前にみてなければもっと楽しめた。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-25 08:08:01) |
41.《ネタバレ》 レオの熱演に免じて6点(本当は5点)でも佳作 さてシャッターアイランドは存在したのでしょうか? 精神障害系の凶悪犯の収容所ということで、序盤すぐにテディに頭痛がして院長から薬が出てくるので、あぁ テディ自身が病人かもねと。車で移動する時の不自然な合成画像も相まってその思いは強くなる。そうでない方 の結末を望みつつ話は進む。しかしこの映画の99%はテディ目線なのである。テディの目にするものしか我々は 見ることができないのである。これが最初からずっと続いてるのはこれがテディの妄想の世界だからであろう。 当然崖で出会ったレイチェルも妄想、灯台の院長も妄想である。そもそもあんな不便な場所に院長室があるのが 現実なら変である。ならばロボトミーも妄想ということである。なのにこの作品の多くの解釈は「善人として死ぬ? (ロボトミー)」とされているのだ。シャッターアイランドへ保安官として相棒と船で渡ってきたのも妄想である ならば灯台の存在も妄想なのだ。そこを「ロールプレイ治療」で誤魔化して現実と妄想の境界をいい加減に描いて いると私は感じた。いやマーティン・スコセッシに遊ばれた。ずるい映画である。 またドロレスのシーンは無駄に長かった。あんな物を見せられれば見せられるほど、逆の結末を観客が望むのは 当り前だ。想像はつくが、そうあって欲しくない方の結末に予定通りに突き落とすのは意地悪かな? と言った点を踏まえて、もう一度画面を見ながらひとりツッコミ満載で鑑賞すると、家族から気味悪がられるので 程々にしときましょうね。 |
40.《ネタバレ》 「精神を病んだ犯罪者収容施設」が舞台という時点で、序盤をある程度見たら 終盤の展開は大方予想が付いた。 これを裏切ってくるのか・・・と思いきやそうではなく。 ただ、余韻を残すラストは悪くなかった。 お医者さんは偉いし大変な職業だなあ、というのが第一感。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-04 10:14:33) |
39.雰囲気も役者も〇。 大物感が漂う滑り出しだが、違和感が所々にあり中盤につれて盛り上がれない。どんでん返しと呼ぶには悪夢の残像があり過ぎて伏線が弱く、ラストがスカッとこない。 何を信じていいのか?洗脳か精神の病か? 精神の狭間で迷子になってしまうような感覚。 ここら辺は監督の力ですかね。 |
38.《ネタバレ》 映像は、見事でした。 ダィカプリオの迫真の演技も素晴らしかった。 でも、そもそも主人公が狂い出したのは、妻が子ども3人を殺めた事と、その妻を殺してしまった事が原因 しかし、どうして妻が子供たちを殺すほどおかしくなったのか‥‥が、説明不足かなぁ(頭の中に虫が居るとかいう説明は有りましたけれど)と思いました。 どんでん返し映画大好き人間の私としては、もっと大きなコペルニクス的展開を期待していました。その点がやや不満 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-29 23:46:07) |
37.スコセッシ+ディカプリオで、初めの方は雰囲気があって、原作も良い。でも、凡作 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-14 10:44:21) |
36.孤島で終始不気味な雰囲気があって、なかなか見応えがあった。最後のオチは全然気付かなかったです。まさかの大どんでん返し。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-03-30 07:03:58) |
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【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-03-11 21:30:51) |
34.《ネタバレ》 伏線・現実と幻覚の微妙な違い、そういったあたりの細かい映像描写が実に丁寧 ラスト30分前あたりからもうオチというか答え合わせが続くんだけど「いや、でもまだ全てが刑務所側のトリックの可能性が3%くらいは・・・」と 疑いながら観たので最後まで緊張しました。何もなかったですけどね(´・ω・`) 【ぷらむ少佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-11-25 20:58:28) |
33.《ネタバレ》 67番目の患者は誰なのか。その真実が、連邦捜査官として島に調査をしに来たはずの「自分」であるという設定には驚いた。途中までは、島自体が何者かによる統制が敷かれていて、院長が黒幕と錯覚させられていた節があった。映画の尺の大半(島の探索、調査)がテディが作り上げた架空の職業・妄想をベースに進行してゆくという視点が斬新であった。そういった意味では、主治医であるチャックの演出がごくナチュラルであり、いい意味でミスリードしてくれる。舞台設定は、トルネードが迫っている悪天候であったり、謎の灯台が存在したりと、ミステリアスな雰囲気が演出されていて個人的に好みであった。偽の回想でありながらも伏線が多かったので、もう一度見たら新たな発見があるはずだ。ラストはテディが確かにもはや「患者」にしか見えなくなり、どんでん返しにやられた。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-01 22:29:29) |
【K】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-03 11:27:51) |
31.《ネタバレ》 こういう最初から観客を騙しにかかってきてる映画ってどうなの?せっかく前半はハードボイルドな感じの潜入捜査ものでワクワクしてたのに、真実がわかってからは一気にトーンダウン。主人公の置かれた状況には同情したが、救いが無さすぎて…。壮大なスケールと舞台設定は良かったんだけどなぁ。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-15 17:20:02) |
30.公開前の触れ込みは「結末は誰にも話さないで・・・」というものでしたが、残念ながらミステリーとしては成功していません。ミステリよりも、どちらかというとサイコスリラー的要素の方が強かったでしょうか。 何か秘密が隠された、社会にとって危険性のある患者を隔離した孤島。映像も音楽もディカプリオの演技も、そんな陰鬱な世界観の雰囲気は非常によく出ていました。 チャックとの会話、そしてテディの最後の一言。このラストはどう解釈すべきでしょうか。戦争から続く自身の苦しい記憶から逃れるがために選んだ道があのラストだと考えるとあまりにも悲しいドラマでもありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-17 21:31:16) |
29.《ネタバレ》 ディカプリオ、熱演なのは判るけど、あの眉間にデス・ヴァレーみたいに深い皺を刻む演技がそろそろワン・パターン化してきています。『J・エドガー』でも同じ様な表情だし、こりゃ当分続きそうだ(笑)。 R・ロバートソンの音楽が素晴らしくこの物語にマッチしていて、冒頭のディカプリオたちが病院に入ってゆくシーンなんか、なんと言うか背筋がゾクゾクしましたよ。警備隊長とディカプリオがジープに乗って病院に戻るシーンで、あまりにミエミエなブルーバック合成が使われているのでとても奇妙に感じたんです。私はあまりオチを考えずに映画を観るスタイルなのですが、これはディカプリオの妄想世界を暗示させる伏線の一種だったんですね。まあしかし、スコセッシの力量は別にしてもあまりにお話しが陰惨過ぎましたね。こんな映画を撮ったので、スコセッシは「お願いだから娘に見せられる映画を創って」と奥さんに怒られ、『ヒューゴの不思議な発明』が製作されたと言うのは笑ってしまいます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-23 21:49:11) |
28.《ネタバレ》 謎解きメインであるが、オチは途中で気づいてしまう。既存の妄想・多重人格もので使い古された内容になってしまっており、全体的に物足りない感じ。コンセプト的には陳腐であるが、映像にはパワーがある上、異様な雰囲気を醸しだしており見ごたえ十分。切り立つ崖、打ち寄せる波、激しい雨、舞い散る灰、撒き散らした書類、折り重なる死体など背景の映像が心に残るのも印象的。ラストの解釈はいろいろあるだろうが、自分が犯した許しがたい罪への贖罪という観点からすると、「正気を取り戻し自ら進んで手術を受け入れる」という考え方が一番しっくり来ると思う。いずれの考え方にしても主人公の犯した罪の深さを十二分に表現しているラストである。まあまあ及第点ってことで。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-05-13 13:08:58) |
27.《ネタバレ》 予告はいつも謎解きみたいな形で宣伝するのはやめてほしい。オチとしては普通かな。ただB級感はないです。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-18 21:08:38) |
26.《ネタバレ》 やや仰々しすぎたような気もすんねんけど、スコセッシらしい無駄に力の入った演出は完璧で、CGなども巧みに取り入れながらじつにスリリングな映像を作り上げとったし、妄想に逃げてまわな壊れてまう人の心の弱さ、哀れさもテーマとしては理解できる。しかしどちらにミスリードしていくかだけの問題で、基本的には予想どおりの展開、オチでしかなく、脚本面でのインパクトが薄かったんはめっちゃ残念。 【幻の『モンスター』】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-19 21:05:53) |