1.《ネタバレ》 ナチの思想統制を現代の困窮してない高校生に適応しても同じような恐ろしい結果になる!(なってもらわないと映画として成り立たないので困る)という製作者都合ありきでストーリーが作られているように見えました。
先生には特定の思想を植え付けようとする意思がなく、支配者になりたい野心もないし(しかも途中から蚊帳の外状態)、生徒たちもロゴ作りや敬礼ゴッコ、ユニフォームなどあくまで流行やファッションとして楽しんでるように見えるので、家庭に居場所のない男子生徒以外がウェイヴの存続にあそこまで固執したり、最後の思想の押し付けに入る演説であんなに扇動されているのにはかなり違和感がありました。
帰属意識から来る選民意識や万能感、他所者迫害の村社会化はファシズムそれ自体とは別のテーマじゃないかなーと思います。