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顔(1957)

[カオ]
1957年上映時間:104分
平均点:5.17 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-01-22)
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪もの小説の映画化
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監督大曾根辰夫
キャスト大木実(男優)石岡三郎
岡田茉莉子(女優)水原秋子
笠智衆(男優)長谷川刑事
宮城千賀子(女優)三村容子
松本克平(男優)石渡部長刑事
千石規子(女優)久子
山内明(男優)飯島哲次
細川俊夫〔男優・1916年生〕(男優)牧野
内田良平(男優)前田記者
片桐余四郎(男優)小島刑事
原作松本清張「顔」
脚本井手雅人
瀬川昌治
音楽黛敏郎
撮影石本秀雄
製作岸本吟一
配給松竹
美術水谷浩
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2.《ネタバレ》 なんというか、凄くシュールさを感じる作品でした。そのシュールさっていうのは、映画としてはマイナス要素ばかりなんだけど、それもまた逆に新鮮で楽しめました。たとえば、コンパクトが落ちたり、男が外に出たらすぐに車にひかれて死んじゃったりというのはあまりに出来過ぎな展開だし、水原秋子が塔のてっぺんに男を呼んで、そこから落として死なす妄想があるんですが、目の前に落ちるスポットがあって、男がそこに自ら誤って落ちるかなりアホな妄想なんですよ。せめて男が後ろ向いたときに突き落とすとかね、もうちょっとありえる妄想ならわかるんだけど。それからあのラストは何なんでしょう。水原秋子は必死に生きる為に、色々と道を踏み外してしまったんだと思うが、あのラストは「東京のネオンが悪いんだ」「都会の誘惑が私を狂わせたんだ」みたいな、そんなメッセージにも見て取れる。まぁなんにせよ、秋子の瞳孔開きまくったみたいな目が凄く印象的。映画としては、ヒッチコックを意識したかのようなミステリー演出や、ホラーっぽい付随音楽などが独特の味わいを出しているなと感じました。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-04 00:29:09)
1.《ネタバレ》 松本清張の小説はいくつか読んだのですが、どれもつまらなかったので映像化作品も全然見ません。これは岡田茉莉子が出ているので見てみたのですが、やっぱりハズレでした。
とにかく、ご都合主義が多すぎ。誰もが思うのが、ちょっと見ただけの人物の顔をいつまでも覚えていられるのかということ。一応劇中で「一度見たら忘れられない顔」と言われていますし、なにしろ岡田茉莉子のような美女なので印象には残るでしょうが、やはり疑問です。あと、事件現場にコンパクトが落ちたり、殺そうと思った人物が交通事故で死んだりと、うまくいきすぎて興ざめです。また、主要人物が倫理観のあまりない小悪党ばかりなので、同情できません。このため一応サスペンス映画ですが、こちらが主人公の立場に立つこともなくハラハラドキドキ感を欠いています。
よかったのは笠智衆のひょうひょうとした刑事と、おばさん役の千石規子。どちらもドラマを締めていました。ところで、千石規子は余貴美子みたいだなぁと思って見ていたのですが、考えたら逆ですね。しかし、ああいう感じでいい味を出していました。
それと、目撃者は労働運動の闘志だったという設定で、それがあとで効いてきます。が、脚本でよかったのはそれくらいで、全体としてはそれほどとも思いませんでした。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-20 09:02:07)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.17点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
4116.67%
5116.67%
6233.33%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

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