13.《ネタバレ》 ブライアン・デパルマ監督によるサスペンス。映画の構成は冒頭と最後のシャワーシーンから途中で主人公と思われた人物が殺され、後半は事件を追う二人の人物が新たな主人公となる、そして極めつけは犯人の設定まで「サイコ」そっくりな部分が非常に多く、いくらデパルマ監督がヒッチコックに多大な影響を受けていて、ほかの映画からの模倣演出が得意とはいえ、これは少しやり過ぎ感があると思うものの、面白くないのかと言われればそうではなく、もちろん「サイコ」には敵わないものの、見ているうちにだんだんと引きこまれ最後まで退屈することなくそこそこ面白く見る事ができた。映像的にもかなり凝っていてとくにケイトが殺されるエレベーターのシーンはカメラワーク、演出、ともに良く、本作の中でいちばん印象に残った。ケイトが美術館で出会った男が事件に関係あると見せてそうではなかったのはかなり大胆なミスリードで、つい終盤近くまでなにか本筋に関係のあると思って見てしまった。(すっかり騙された。)それにケイトの夫が登場しないのも大胆。でも、それによってケイトと夫との関係が精神科医とのカウンセリングのみで語られることとなり、ちょっとそれだけではケイトの背景が少し見えづらい気もしなくはなかったのも事実で、せめてケイトが殺された直後の警察署のシーンだけでも登場させるべきだったのではと思ってしまう。ラストのシャワー中にリズが襲われるシーンは冒頭と対になっているわけだが、確かに印象には残るものの「サイコ」のシャワーシーンの再現がやりたかっただけのようにも思え、ちょっと蛇足だった感じがする。 【イニシャルK】さん [DVD(吹替)] 6点(2022-06-11 23:15:54) |
12.《ネタバレ》 エロティックさに惑わされるが、結構しっかりしたサスペンス。 謎のグラサン性病持ち(?)がずっと謎だったのが最後に気になった。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-08 14:21:31) |
11.《ネタバレ》 デパルマの趣味全開というか、やりたい放題ですなあ。本筋と無関係なトコで怖がらせてどうすんの。性病感染者のアイツ、犯人ちゃうんかーい。一体何のために(?)診断書でビビッたんだ私。ミセス彼女、パンツはいてないの気付くの遅くないですか?ま、でも、カメラワークは冴えに冴えてエレベーターや地下鉄逃走劇など本筋でもちゃんと怖い思いできました。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-12-20 00:44:24) |
10.《ネタバレ》 エレベータの惨殺シーンや最後のバスルームでの殺害シーンなど演出は素晴らしい。動きながらの長回し、大袈裟な音楽を流しながらのスローモーション、分割画面、耽美的な映像に凝るのは結構なことだが、もう少し脚本に凝るべきではと思う。バランスが悪いのだ。実に残念な作品と思う。◆サイコ殺人なのに被害者が一人では物足らない。最初と最後の殺人は夢である。最初のシャワー殺人は主婦の性的欲求不満の表れを示している。最後のは観客を喜ばせるお遊びにすぎない。蛇足である。◆犯人は大柄で女装した男とすぐにわかるが、これは意図的だろうか?だとしたら、その狙いは何だろうか?サスペンスでは考えられない。やはり分らないと思ってやっているのだろう。観客との間にズレがある。◆登場人物だが、主婦の不倫相手は再び姿を現さない。見ず知らずの不倫相手をベットに寝かせたままどこへ行ったのか?娼婦と一緒にいた目撃者もしかり。刑事も頼りない。娼婦を脅して、医者を探らせるのはどうかと思う。殺されていたら責任問題に。主婦の夫は義理の息子にも警察にも無視されている。こういう不自然さが目立つ。伏線が収束されていない。主婦は不倫相手が性病と知り、絶望に突き落されるが、すぐ殺される。どうでも良い挿話に何の意味があるのか。観客を驚かせる遊びと考えているのだろうか。本筋で驚かせて欲しい。結局男らしい男、父性が存在しない。いつまでも少年である監督のやりたい放題になっている。志◆美術館でのしつこく粘着質のカメラの長回し+スローモーションの意味は何?本筋と無関係で、男女の出会いの場としての意味しかない。どれだけ時間と労力使っているの?「手袋落としましたよ」「ありがとう」で済む話。それにアメリカじゃタクシーの中でヤッテもいいのか?娼婦がクリニックに潜入して捜査するにしても、色気じかけ。エロが全開すぎる。犯人の二重人格やトラウマよりも、被害者の悩みの方を深く描いてどうするのだろう。力の入れ方が間違ってはいないだろうか。それにい精神科医が性同一障害と多重人格者で殺人鬼という設定は安直で、ひねりがなさすぎる。◆犯人は客のホテルから出る娼婦を待ち伏せして追跡するが、どうやって娼婦の居場所を知ったのか?自宅を知っているのなら、自宅で襲えば良いのに。◆少年の隠し撮りだが、最後の客が出たあと、先生が出て来なかった事に気づかなかったのか? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-13 06:44:30) |
9.《ネタバレ》 見たくもないおばさんの不倫うんぬんで 最初の事件までがもんのすんごい退屈だったが事件後からは急に面白くなる。 しかし最後がちょっとなぁ。夢オチ、必要だったか? 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-08 19:25:27) |
8.《ネタバレ》 デ・パルマのミステリー作品の中では破綻が少ないというか、よく出来た方。ヒッチコックの『サイコ』オマージュがひしひしと伝わってくる。しかし、今観ると、ほとんどコントのような展開が目立って笑えてしまう。ラストの夢オチは『キャリー』のセルフパロディだが、あんなくだらないシーンのために映画の尺が伸びるのはいかがかと思う。ナンシー・アレンがブス可愛い。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-15 07:43:41) |
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【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-13 10:00:23) |
6.欲求不満の人妻、アンジー・ディキンソンの視線を通してサングラスの男の姿を執拗に追い続ける、美術館の流麗なカメラワークがとにかくエロい!月曜ロードショーか何かでの放映時、家族で見ていて思わず全員フリーズしてしまいました。う~ん、美術館のシーンってそんなに長かったですか?自分はあそここそ、この映画を象徴するシーンだと思ってるんですけど・・・。。あのシークエンスってヒッチコックの「サイコ」なら、ジャネット・リーが車でフェニックスから逃げる序盤のシーンに相当すると思うんですよ。あれだって長く時間かけてるけど、よくよく考えたら本筋とは全く関係のない、観客をハラハラさせる為だけの「お遊び」のシーンでしたから。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-03-03 14:07:34) (良:2票) |
5.すっとぼけたナンシーアレンが可愛かった。デパルマならではの趣味の悪い編集も楽しい。物足りないのは犯人の人物像。もう少し深く描いてもよかったのではないか。 【ぷりんぐるしゅ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-23 18:58:12) |
4.普通に心理サスペンスの王道っぽくて面白かったけど、「サイコ」のパクリなんですかー。。「サイコ」を見る楽しみが減ってしまって残念。割と最近でも受けそうなネタですよね。映像はとても斬新でデ・パルマらしくてよかったです。 【るいるい】さん 6点(2003-11-18 22:42:54) |
【ノーコメント】さん 6点(2003-11-08 02:30:33) |
2.《ネタバレ》 デ・パルマ監督なので、映像的には「はっ」とさせられる部分が多くあります(ラストの剃刀が輝くシーンなど)。でも、残念ながらデ・パルマ監督を知らない人には薦められないです。「なんやこれパクリやんけ」といわれるのがオチかと。 |
1.アンジー・ディキンソン、最後の輝き。・・・かな。 【ちょうじ】さん 6点(2002-04-27 21:03:22) |