1.《ネタバレ》 魔が差して見てしまいました。
今や毒舌おじさんの坂上忍が、こんな役をしていたなんて。
でも、想像と違って、母子の怪しげな関係の葛藤から最後こうなるのかと思っていたら、もう最初からそうなっていました。
そして母から逃れ自立しようともがく息子を追いかける母。
岩下志麻が妖艶で綺麗なだけに余計怖かったです。
優柔不断でワガママで子どもっぽい息子が、港町の仲間や彼女との触れ合いの中成長していきます。
同時に、他の男性から女として求められることで息子への執着を断ち切り自立する母。
ラスト、追いかけられなくなると未練が出てくる息子と、サバサバ去っていく母親の対比が面白かったです。
もっとドロドロしている話かと思ったら、母親が一人の女性として自立するお話でした。
人には薦めませんが、見て損は無かったです。