1.《ネタバレ》 ポップなナンバーが不思議に心地良い、香港発のラブストーリー。
6人の男女が織りなす、くっついては離れのラブストーリーは、スピード感はあるものの、陳腐過ぎる内容。
話の内容も都合が良すぎるし、その演出も恥ずかしくなるくらいありふれたものである。
しかしながら、香港ならではの風景とポップな音楽は、否定しがたく魅力的で、陳腐でありながら嫌いになれない何かを感じる作品だった。
個性あふれる女優陣も捨てがたい。
でも何と言っても、本作の最大の魅力は、その軽快な音楽にあるだろう。
どれもどこかで聴いたことのある曲ばかりだが、香港映画は良い意味で音楽のパクリ方、いや、音楽の引用の仕方が巧い。
オリジナルな楽曲でなくても、それがその映画にマッチしていれば、それはそれで良しと思う。