5.《ネタバレ》 お年寄りからお子様まで楽しめる映画という印象でした。
その為かデフォルメの仕方が偏り過ぎたキャラクターがいたのが気になりましたし、その割には上手く使い切れていない感じがしました。
「こういう人物はこんな感じでいいだろ。」みたいに上から目線でカテゴライズしている様で快く思えませんでした。(更にその上から私はレビューを書いているのですが…)
水沢が綺麗過ぎるのは主役なので仕方無いとしても、坂上を奇抜に描いてもそれに繋がるものが何も描かれていないので完全に空振りしています。
はやぶさ君の絵日記などは非常に解りやすくて助かりました。
竹内さんのアテレコも本編の水沢役より良かった気がします。
その様な効果もあって、大気圏で燃え尽きてしまうはやぶさには目が潤んでしまいました。
トラブル続きの満身創痍で帰ってきて最後に大気圏での機体焼却は計画通りなんて…。
何年も放浪していた放蕩息子が帰ってきた時に親の言いつけを思い出して、困っているおばあさんの荷物を持ってあげたら荷物の中から出てきたマムシに噛まれて玄関先で死んじゃったみたいです。
2時間位の付き合いで感情移入してしまうのですから、何年も参加していたプロジェクトスタッフの気持ちを想像すると更に切なくなってしまいます。
最後に前々から思っている事ですが、やはり宇宙開発の国家予算が少なすぎると思います。
今日まで技術大国と自負して、その恩恵を受けてきたのですから、それに見合った額の予算を割いてもらいたいです。
献身的な技術者に支えられていても限度があると思いますし、それでは未来は有りません。
声を大にして言いたいのは、私は税金を今以上取られたく有りません!
なので、無駄に使われている予算や、役人や議員の懐に入るお金をきちんと調べ上げて適切に配分して貰いたいです。
映画とは関係なくなっちゃいました。ごめんなさい。