3.《ネタバレ》 例外なくヒトの感覚が失われる感染症(なのかもわからんが)のバンデミックをネタにし、主人公が微生物学者にも係わらず、原因の特定や治療法の研究に走らず、「感覚が失われていくなかでの、人との向き合い方、生き方」をテーマに描いているのは意外だったし、面白くもあった。ハリウッド映画だったら、確実に『アウトブレイク』や『コンテイジョン』ぽっい映画になるだろうね。
しかし、嗅覚、味覚までは兎も角、聴覚、視覚が失われたら人類の滅亡は避けられない事実であり、感染症に対する向き合い方が如何なものかと思っていまう。もっと真剣に取り組むと思うのだが・・・
どうでも良いことだが、『五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)』というのがアリストテレスが提唱したらしい。尤も、現在では7つ以上の感覚(他に内臓感覚、前庭感覚など)があることがわかっているらしいけどね。