巨神兵東京に現わる 劇場版のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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巨神兵東京に現わる 劇場版

[キョシンヘイトウキョウニアラワルゲキジョウバン]
2012年上映時間:10分
平均点:5.68 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-11-17)
SF特撮ものショート(短編映画)
新規登録(2012-11-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-08-21)【イニシャルK】さん
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監督樋口真嗣
助監督尾上克郎(監督補)
林原めぐみ
原作宮崎駿(巨神兵)
脚本庵野秀明
音楽岩崎太整
撮影日本テレビ(撮影協力)
製作庵野秀明
鈴木敏夫
スタジオジブリ
轟木一騎(製作補)
川上量生(製作補)
制作スタジオカラー
特撮尾上克郎(特殊技術総括)
大屋哲男(テクニカルプロデューサー)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
作画樋口真嗣(画コンテ)
庵野秀明(光学作画)
美術三池敏夫
前田真宏(巨神兵デザイン)
竹谷隆之(巨神兵造型)
編集佐藤敦紀
録音山田陽(整音)
その他日本テレビ(映像協力/協力)
キングレコード(協力)
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3.《ネタバレ》 【これ、2012年9月に特撮博物館で観たので、ここにレビューして好いかわかりません。ルール違いだということなら削除してください。便宜上、鑑賞環境は映画館としておきます。】

「CGを使わない特撮」ということにこだわって、巨大なジオラマを作り、実際に火薬を爆発させ、カメラアングルで巨大感を出したり、マット画での演出や、巨神兵の“二人羽織”(笑)などが楽しめる小作品です。ただ、なんの知識も無しに観たら「やたら哲学的でつまんねえな」と思うかもしれません。実際私も期待が大きかった反面でそう感じましたから。
ところが、それを見終わった後に解説展示があって、それを見た途端に、「おお、これ、すげえ!」、「ここはこんな風にして撮影したのか!」と、ニヤニヤしてしまいました。解説(種明かし)が無いとおもしろさは半減以下です。
一例を挙げると、あの犬はリモコンロボットだったんですよね。それで、解説スペースで「公園がミニチュアだった」と知ったとき、(私も含め)そこにいた皆さん、とても感心されていました。

ということで、「このシーンはどうやって撮影したんだろう?」と考えながら観ることができれば楽しめると思います。
オオカミさん [映画館(邦画)] 6点(2013-02-08 17:43:36)(良:1票)
2.《ネタバレ》 元々劇場用として制作された作品ではないので、ここにコメを投稿するか迷いましたが、想像以上の出来だったので投稿することに決めました。まずはカメラアングルがとにかく素晴らしい!巨大なものをどうやって見せたらいいのかを十分に理解している。特に感動したのは、部屋の窓の向こう側を巨神兵が歩いていくシーン。日常生活の中の一コマを切り取ったかのようなその見せ方は、異なるモノのリアリズムの表現方法として、非常にベタでありながらももっともしっくりとくる撮影方法であり、臆することなくキッチリと表現してくれたことに感動しました。またビームによって建物が一瞬ドロっと溶け出すシーンも、CGに頼らずに、手作りで処理していたのでこれまた感動しました。巨神兵もCGじゃなかったしね。日本の古き良き特撮の、楽しさ、凄さ、こだわりが堪能出来て、心からお礼が言いたいです。ありがとう!
Dream kerokeroさん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-23 21:47:35)(良:3票)
1.《ネタバレ》  ネットでの不評っぷり(要らない、ジャマ、その分ヱヴァに回せ、あの犬はないわ、アレのせいでもう一度見にいくのがツラい)が、業界が危惧するよりも早く既にその時が来ていたという残酷な現実を示しているようで。

 3.11後の黙示録的な映画とも言えますが、むしろコレってミニチュア特撮の終焉を危惧している映画だと思うのですね。特番でこのままだとミニチュア特撮は終わってしまうという事が語られていましたし。
 そこで「でも今、我々のウデをもってすればこれだけのモノができるんだよ」っていうのを示せていたのかっていうと、うーん・・・むしろ随分後ろ向きなモノを感じてしまって。
 『のぼうの城』もこれも、樋口監督の中にある昭和版『日本沈没』への信奉ばかりが画面から迸っているようで、マンション倒壊を執拗に捉えた画などはひたすら過去の再現への拘りという感じ。

 ミニチュア特撮における見立てや伝統や様式美やノスタルジーが今も通用する人というのはほんのひと握り。「メイキングを見なければこの素晴らしさは伝わらない」なんて後ろ向きまっしぐらな擁護意見まであって(映画は出来上がった作品が全てです)、この作品がその意志に反して逆効果と言うかハッキリと浮き彫りにしてしまった「ミニチュア特撮はもはや博物館行きな世界」という現実。
 私自身は幼い頃に怪獣映画の洗礼を受けているのでミニチュア特撮が大好きで(『大地震』や『タワーリング・インフェルノ』『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』といった洋モノに走りましたが)、今回は『ゴジラ』『ガメラ』無き時代にあって久しぶりの特撮を楽しめました(だけどあの中二病クサいナレーションと文字は全く要らないと思います)。でも、その映像を見ていてやはり苦しいというか切ないというか「ああ、時代は移ったんだなぁ」という感傷が大きくて。

 ハリウッドではミニチュア特撮とデジタルの融合が当然のように行われていて、日本のミニチュア特撮もそこへと至るのだ思うのですが(CGの方がよっぽどお金かかる場合も多い訳で)、邦画界は意外と応用力や柔軟性に欠ける嫌いがあるのは何故なのでしょう?
 過去への拘りの一編でなくデジタル技術を加味した今日的『巨神兵』ならば、もう少しアピールできたような気もしますが。どうもその意地は『ヱヴァ』を見に来た層には通用しなかったように思えるのですよ。うーん。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-22 17:31:26)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 5.68点
000.00%
114.55%
200.00%
3313.64%
414.55%
5418.18%
6313.64%
7731.82%
8313.64%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review1人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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