2.《ネタバレ》 『正義の話しをしよう』の著者でもあるマイケル・サンデル教授の授業を思い出すなぁ、と思っていたらサンデル教授が授業で出した列車の話がまんま映像になって出てきて笑いました。「僕は詩人だ」バキューン! が2度目に来た時も爆笑でした。サンデル教授と違って、この映画の哲学の先生は価値観がメチャクチャ偏ってます。クライマックスで生徒の評価を下げていく展開は作り話としてやり過ぎ。わざとらしい。中盤までは面白かったけど、徐々に「単なる思考の上での話で現実じゃないんだから、いかようにでも都合よく展開できるじゃん」と思い始め、だんだんラーメンズの読書合戦のコントみたいに思えてきて、ホントにそれっぽく男一人が女を独り占めハーレムのくだりで大爆笑! 女の子が一人残った時、先生はわざと嫌われ役を演じながら彼女と結託して他の生徒たちを『正義』の思考に導いたのかな? なんて思ったら、ガックリくるほどくだらないオチでビックリ。ラスト直前は結構良かったので、惜しいです。甘めの6点。