9.イーストウッド、監督2作目にして監督としての初の西部劇。にしてはなかなかの異色作です。
ラストで、「そういえばあんたの名を聞いてなかったね。あんたはいったい何者?」
に、イーストウッドは一言、「知っているはずだ」と去っていく。
彼は一体何者だったのか。それは最後まで見てご判断いただくとして、
後にイーストウッドは「ペイルライダー」でも似たことをやっています。名もなき西部の流れ者。
この頃には既に「ダーティハリー」をはじめ、独自のアンチヒーロー像を確立していた頃でもありますが、
やはりイーストウッドには西部劇が似合うし、本作のような流れ者の凄腕ガンマン役が絵になります。