罪の余白のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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罪の余白

[ツミノヨハク]
2015年上映時間:120分
平均点:5.25 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-10-03)
ドラマサスペンス小説の映画化
新規登録(2015-09-30)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2019-11-10)【イニシャルK】さん
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キャスト内野聖陽(男優)安藤聡
吉本実憂(女優)木場咲
谷村美月(女優)小沢早苗
葵わかな(女優)笹川七緒
宇野愛海(女優)新海真帆
堀部圭亮(男優)西崎真(友情出演)
利重剛(男優)宮崎知良
加藤雅也(男優)高山満
今田美桜(女優)
武田玲奈(女優)木村千晶
北香那(女優)
配給ファントム・フィルム
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2.《ネタバレ》 オーソドックスな復讐劇の体裁ながら、悲壮感は弱目です。その理由は次の通りと考えます。①娘の死が殺人とまでは言えないこと。 同級生からの虐めを苦にした自暴自棄による事故死ですから、父親にしてみれば“殺された”と感じるのは当然ですが、娘の自己肯定感の低さが根底にあったことも見逃せません。出生時に母の命と引き換えに生を受けたという負い目は強烈なトラウマとなり、娘の命を奪った遠因と捉えることも可能でしょう。事実、父の怒りの矛先は加害者だけでなく、娘の心の傷をケアできていなかった自分自身にも向けられており、異なるベクトルへの激情が“復讐の推進力”を弱めていたと考えます。②加害者が小物過ぎる。 弱者が強者に一矢を報いることが復讐劇の醍醐味のひとつ。というより、ジャンルに関わらず敵役は強くなくてはいけません。本作の場合、加害生徒の『女子高生』という立場は強者に分類されるかもしれませんが、主人公の『大学講師』も決して低いとは言えず、社会的地位によるハンデはさほど感じられません。また、加害生徒はスクールカーストでトップに君臨する女王ですが、あくまで子ども集団の中での話。芸能事務所の面接エピソードからも分かるように、一般社会で通用する人間力ではありません。現時点では、単に自己評価だけは高い(自尊心だけは高い)子どもでした。そんな未熟な子ども相手に、大人が本気で潰しにかかれば、ひとたまりもないのは言わずもがな。父が酒を絶ち反撃体制を整えた時点で、この勝負の結末は見えました。なお、父の復讐プランは、前述したように自分自身と加害生徒両方に向けられたものであり、自罰と他罰両方の性質を併せ持つものでありました。③内野聖陽。 感情移入先として、正直適役とは思えません。彼は最後に勝つ人間の面構えをしています。もっと“弱さ”を体現できる人だったら一緒になって苦しめた気がしますが。
悲壮感弱目の復讐劇は、物足りないとも言えますが、おそらく国民性も影響している気がします。加害者だけでなく自分自身にも非があると考えるあたりが、某隣国映画と決定的に違う点であり、復讐劇の“濃さ”や“強さ”を分ける要因となっているのではないかと。
目隠シストさん [インターネット(吹替)] 6点(2021-05-02 16:24:26)
1.結構地味な展開ですが、オチがちゃんとついたのでそこそこのカタルシスは得られる。内容的には好きなタイプの映画。内野聖陽は旨味のない役を丁寧に演じていて素晴らしいと思う。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-02 15:10:14)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.25点
000.00%
1112.50%
2112.50%
300.00%
400.00%
5225.00%
6225.00%
7112.50%
800.00%
900.00%
10112.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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