2.《ネタバレ》 大人の童話といった感じの作品ですね。透明人間になったり、空を飛んだりと中々ファンタジックでした。ドクター・ヤンはまるでドラえもんのようでした。
上流社会の婦人が、結婚生活や人生に疑問を持ち東洋的なものと出会うという点では、フェリーニの「魂のジュリエッタ」と似たような設定ですね。(両方とも主演は監督の奥さんですし。)
まあ、自分を抑えて何不自由ないリッチな生活を送り続けるのか、それとも多少不自由はあるけれども自分らしく生きていくのか、選択するのは中々難しいですね。この作品で主人公が選んだ道も映画のストーリーとしてはありだと思うのですが、では自分がその立場に立った時に同じ道を選ぶかと言われると、たぶん選ばないと思いますね・・・・・・。