ハッピーエンド(2017)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > ハッピーエンド(2017)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ハッピーエンド(2017)

[ハッピーエンド]
Happy End
2017年オーストリア上映時間:107分
平均点:4.71 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-03-03)
ドラマ
新規登録(2017-12-18)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2019-06-28)【かたゆき】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ミヒャエル・ハネケ
キャストイザベル・ユペール(女優)
ジャン=ルイ・トランティニャン(男優)
マチュー・カソヴィッツ(男優)
ファンティーヌ・アルデュアン(女優)
トビー・ジョーンズ(男優)
脚本ミヒャエル・ハネケ
撮影クリスティアン・ベルガー
製作マルガレート・メネゴス
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(6点検索)】[全部]

別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 題名に嘘偽りなく。トランティニャン爺がこの結末を自ら望んだのだから、彼の主観的に見るならば、紛うことなきハッピーエンドなんでしょう。そして、誰もが羨む金持ち一家が迎えた終焉ということで、客観的には "他人の不幸は蜜の味" というハッピーエンドでもある。そこが、ハネケのイヤラシイところ。 しかし、これをSNSというフィルターを通して見れば、少女が見ず知らずの車椅子の老人を快楽的に海に突き落として動画撮影しているようにしか見えず、残念ながら当事者たち以外には「ハッピーエンド」には全く見えない。 要するに、世界中に溢れる芸術性のかけらもない稚拙な映像作品によって、意図的あるいは偶発的に真実が歪曲されて伝わること、そこをハネケは警告しているのだろう。
タケノコさん [DVD(字幕)] 6点(2020-06-01 14:07:41)
2.《ネタバレ》 フランス北部の街カレーで大豪邸に住むとある裕福な家族。会社を経営する長女を中心に三世代が同居する、この一見幸せそうな家族の生活にある日、長年離れて暮らしていた長男の前妻の子供が引き取られることに。エヴというもうすぐ13歳になるその少女の母親が自殺未遂を起こし、しばらく入院することになったのだ。数年ぶりに出会った父親との同居に初めは戸惑いつつもエヴは、少しずつ新たな生活に馴染んでゆく。すると、一見幸せそうに見える家族の隠された本当の姿が炙りだされていくのだった――。認知症を患う祖父は死への誘惑を抱え、エヴの父親である長男は浮気相手とチャットでエロトークをし、会社を経営する長女は社内での訴訟問題に頭を悩ませ、彼女の息子である孫は連日のように深酒をして問題を引き起こし、そしてエヴ自身もまた心に暗い闇を抱えていたのだった。そんなもはや崩壊寸前の家族が最後に辿り着く〝ハッピーエンド〟とは?社会の不条理や人生の生きづらさを透徹した目で描き続けてきた鬼才ミヒャエル・ハネケ監督の最新作は、SNS時代における家族のありようを皮肉たっぷりに描いたヒューマン・ドラマでした。あのハネケがハッピーエンドなんて撮るはずがないと分かっていましたが、いやー、これがまた相変わらずのハネケ節(笑)。すっかり冷め切ってバラバラになってしまった家族の醜悪なドラマが、ただ淡々と、それでも知的で気品に満ちた映像でもって描かれておりました。無駄を削ぎ落したシンプルなストーリーの中にたくさんのヒントを散りばめ、現代社会が抱える様々な問題を観客自らに考えさせるというその手法は並みの才能では出来るものではありません。そして迎える皮肉なハッピーエンド。長い人生を生きてきた老人とこれからも生きていかなければならない若い少女がともに達したこの結論に、果たして人生に生きる価値などあるのかと鋭いナイフで自分の倫理観をえぐられるような思いをさせられてしまいました。ミヒャエル・ハネケ、70歳を過ぎてもいまだ衰えぬその負のパワーは凄いです。正直、僕は嫌いですけど(笑)。あと、関係ないけどエヴ役をやった女の子の存在感は凄いですね!むちゃくちゃ可愛くてキュートで、久々に僕のロリコンレーダーにびしばしくる逸材を見つけてしまいました。ファンティーヌ・アルデュアン、これから要注目!!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2019-06-14 23:37:40)
1.敷居が高い作品だ。

前提として「愛、アムール」を観ている事(詳しくは書きませんが、観ていた方が「おおっ!?」てなる)
ハネケ監督の得意技は人を不快にする事だと知っている事。

が必要になってくる。
私はハネケ作品の特性を理解しているつもりだったが、それでも相当やられてしまったので一見さんはお断りと言わざるを得ない。
それでも観たいという方は睡魔との戦いになるので注意が必要だ。

この映画を撮るにあたってハネケはSNSについて深く研究したという。
この映画に出てくる人物は皆問題を抱えながらも、スマホの動画機能やチャットやメール等に夢中で、身近に居る家族との関わりを断っているかのようだ。
この映画のテーマは他者への無関心。そこから引き起こされる事象は現代社会の問題を深く反映してると言える。

4点以下を点けるつもりだったが、それではハネケの思うツボなので、敢えて6点とする。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 6点(2018-03-26 21:02:40)(良:2票)
別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 4.71点
000.00%
100.00%
2114.29%
300.00%
4228.57%
5114.29%
6342.86%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS