累 -かさね-のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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累 -かさね-

[カサネ]
2018年上映時間:112分
平均点:5.90 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-07)
公開終了日(2019-04-24)
ドラマサスペンス犯罪もの漫画の映画化
新規登録(2018-07-10)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-11-07)【イニシャルK】さん
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監督佐藤祐市
キャスト土屋太鳳(女優)淵累/丹沢ニナ
芳根京子(女優)淵累/丹沢ニナ
横山裕(男優)烏合零太
筒井真理子(女優)
村井國夫(男優)
檀れい(女優)淵透世
浅野忠信(男優)羽生田釿互
脚本黒岩勉
音楽菅野祐悟
作詞Aimer「Black Bird」(ペンネーム「aimerrhythm」)
主題歌Aimer「Black Bird」
撮影谷川創平
製作市川南〔製作〕
石原隆〔製作〕
フジテレビ
東宝
講談社
配給東宝
美術相馬直樹[美術]
柘植伊佐夫(人物デザイン監修)
衣装柘植伊佐夫(衣裳デザイン)
編集田口拓也
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5.《ネタバレ》 まず傷モノの顔は醜い、という観念で終始物語は進みますが、なんだろう、私は彼女が醜いとは一ミリも思わなかったしむしろ魅力を感じた。別に傷が好きというわけではないし、そういうものを持つ人に哀れみを持ってそんなことを言うわけでもなく、純粋に魅力を感じる。なぜだろう。たぶん、私自身は傷とかどうでもよくてむしろそれが故に厭世観を持つような人が好きで、かつ単純に累は可愛いと思ったからかな。まあやはり傷入りの顔で舞台女優として成功するのは難しいんだろうか。伝説の女優として名を馳せたいならむしろその傷をもってして成功すれば、より実力が認められることだろうに。

個人的にはもう少しシリアスな展開を期待していました。本物の丹沢ニナが自分の顔を持つ累が成功していくのを見て嫉妬するシーンが来るたびにグダグダ感を感じます。積もり積もってラストで、というのならわかりますが、たびたびそんなシーン入るので。入れ替わりの覚悟が見えない丹沢ニナにもどかしさを覚えます。
あと、累の中身に魅力を見出せる演出家の烏合さんはそこそこ重要人物だと思うのですが、使い捨てなんですね。それに急に丹沢ニナの持病が(しかもそこそこ重いやつ)明らかになったり、設定が重いのに全体的に作りが軽い気がしました。

現代版、本当は怖いグリム童話ってところでしょうか。シンデレラ的な話にしたくて口紅の有効時間という期限を設けたのかな。てかあの口紅って使っても使っても無くならないのかな。デスノートみたいだ。

実際累が自分の周りにいたとしてどう思うかという想像に駆られました。冒頭に書いたように、興味があって近づこうとしたり話しかけたりはするかもしれませんが、からかったり避けたりする気はさらさら起こりません。私だけの感覚でしょうか。他の人の意見も聞いてみたい。とりあえず今から他の方のレビューを拝見させていただきます。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-06-23 01:05:11)
4.とんでもない設定で、入り込むの時間がかかる。が、結局その世界観に引きこまれた。
舞台のシーンは良かった。結末がどうも納得いかない。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-12-28 14:06:06)
3.《ネタバレ》 誰でも思い出すよね、フェイスオフ。
リップひとつでお手軽に交換できて効果は12時間。
いかにもマンガな縛りを与えて話は進んでいく。
アホなわたしはこーゆーの観ると頭がこんがらがるのですが、ずいぶんと二人の『女優』に助けられました。
美醜の『醜』はマンガな傷に任せてたけど、現実世界では造形ですからね。いやはや恐ろしいことです。
ところで某事務所の役どころって『天才なんとか』が多いんですって。
感情の起伏も少なく、台詞も少な目で成立するからとかなんとか。
この手の映画では、あまりに公開処刑でしたね。
烏合さん。
『烏合の衆』とかけてたんでしょうか?
ともあれ、大風呂敷広げたわりには結末はないようなもんで、少しだらしなかったね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-12 04:06:29)
2.《ネタバレ》  土屋太鳳と芳根京子が「顔が入れ替わる」役を演じて、それはそれぞれの演技、特徴を十分に理解して初めて成立するものだから、求められるものはかなり高度で複雑。
 そしてその要求に見事に応えてみせる二人は本当に凄いわ。
 その時、どちらがどちらの人格なのか、それが見ている人に瞬時に判るのだから。
 その上、合成で継ぎ目のない入れ替わりまで見せてくれたりして、「本物」と「偽物」の世界が曖昧になってゆく恐ろしさがじわじわ伝わってきて。

 「口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替わる」っていう設定自体は荒唐無稽だけど、舞台女優という姿を通して、現実と嘘、表と裏、本物と偽物が対比されて、もの凄い層を重ねた「演技」を見せられてこちらは翻弄されることになるのね。
 だからこれ、実際に女優が演じることによってマンガよりも更に映画というメディアでは構造が深くなると言えるわけで、とても映画向きな素材って言えるかも。

 ただ、手放しで「素晴らしい!」って言いきれなかったりもして。
 いちばん気になったのは心の声の多用。土屋、芳根、浅野忠信がそれぞれ心の声を聞かせるの。多過ぎね。
 心の声を使わなくても「映画のやり方」で十分に表現できるはずだし、それだけの演技はできていたハズなのよね。それ、まるで映画の力と役者の力を信じてないみたい。
 マンガは心の声を使いまくって当たり前なメディアだけど、映画でもそうすることになんの疑問を持たなくなってきてるとしたら、それはマンガの映画化天国状態な日本映画の弊害なのかもね。日本の映画はみーんなマンガ的表現に支配されました、みたいな?

 演技がテーマですらある映画で、演技を信じきれてないという皮肉な状態に思えてしまうのは残念。
 あんなに土屋太鳳と芳根京子が演技で魅せてくれているだけにね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2018-10-08 18:28:55)
1.《ネタバレ》 土屋太鳳ちゃんと芳根京子ちゃんのダブル主演との認識でしたが、オイシイ部分は太鳳ちゃんが持っていった印象。というのも『演技が下手なオリジナルニナ』『演技が凄い中身は累のニナ』『オリジナルの高飛車ニナ』『中身は累の陰気なニナ』『稽古に励む中身は累のニナ』『演出家に恋する中身は累のニナ』『実績を積み自信をつけた中身は累のニナ』『人生を取られそうになり不安なオリジナルニナ』『サロメを演じる中身は累のニナ』と、これ全部太鳳ちゃんが演じ分けているのに対し、京子ちゃんの方は『陰気なオリジナル累』『中身はレナの強い累』『人生を取られそうになり、不安な中身はニナの累』と(あ~こんがらがる)種類は少な目。物語の主軸は女優丹沢ニナの方にあるから当たり前ではあるのですが。なべやかんバリの替え玉受験か、一昔前に問題となった食品偽装表示か、あるいは12時間限定のシンデレラか、受け止め方の差異はあれ、やってることは不正に違いありません。どう取り繕ったところで感動ストーリーに変わるはずもなく。ドラえもんなら、調子に乗ったのび太にお仕置きが待っているのが常であります。というか、偽物が本物を越えるのではなく、もともと中身は本物なんですから。累の“劣等感“にもう少し寄り添えれば良かったのでしょうが、どうなんでしょう。顔にキズありの超美人と、ナチュラル不美人、どちらの顔の人生の方がキツイかって話です。そういう意味では、ガンバレルーヤよしこと、小雪(または多部未華子)のキャスティングなら、心震えるお話になった可能性はあります。土屋太鳳ちゃん、失礼、土屋太鳳さんが才気溢れる女優さんであることは再確認できました。芳根京子さんも流石の眼力でした。※よしこさん、いつも例に出してごめんなさい。でも、好きだからこそ、なんで許してね。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-10 12:20:47)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.90点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5220.00%
6550.00%
7110.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

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