1.《ネタバレ》 アナケンさんて、非常に美形でスマートなお顔だと思うのですが、何故にこーまで「おバカ」キャラがハマるんですかね(よく見るとお芝居も結構巧いし、決して実際にそんなにバカだとかには思えないのですが)。
本作は、アクションを比較的しっかりつくっているアクション・ラブコメという所で、個々の要素はアクションにせよコメディにせよ、そして両者の中核を担うサム・ロックウェルの出来にしても決して全く悪くありません(前述のとおりアナケンさんもまずまずハマっていますし)。ただロマンスとしては、まずサムが何故アナちゃんにベタ惚れなのかが全く説明されないという大きな疑問点がありますし(終盤、アナちゃんが暗殺者として覚醒した所を見ると、類は恋人を呼ぶ、的な何かなのでしょうか)、アクション部分のストーリーもお世辞にも上出来とは言えないレベルで、総じてお話としては及第点以下な出来かと思います。
とは言え、前述どおり個々の要素の出来の良さはあるので、ノンビリ気楽に観る分にはそこそこ楽しめるのではないかと思います。主演が2人ともお気に入りな俳優さんだったので、私は十二分に楽しめました。そんな感じ。