1.頼りない主人公(星野源)が、引っ越し奉行という重大な役に命じられた事から始まるドタバタ劇。
こういう巻き込まれ型のコメディとしては「地獄でなぜ悪い」が思い浮かぶが、役柄的にも大体同じ、うまくやらなきゃ殺される(切腹させられる)のだから(笑)
で、どう考えても無謀な城ごと引っ越しプロジェクトをなんとか成功させようと仲間の力も借りながら奔走するというのがメインであり楽しい所であった。
しかし、そう簡単に事が運ぶ訳はなく、野武士の襲撃にあったりと、おきまりのチャンバラシーンも用意されてはいるのだが、どうも軽妙な音楽が常に流れている為緊迫感は全く無いに等しい。
もうちょっとコメディとシリアスのメリハリを効かせればもっと引き締まった作品になったのではないか?
ユルい時代劇が好きなら楽しめるだろう。
頼りない星野源をグイグイ引っ張る高畑充希がとても素敵だった。