3.《ネタバレ》 もう序盤から独特な異彩を放っていた作品でしたね。
この少女は無口でほとんど無表情なんですが、それ故に少女の内面を風変わりの映像効果やアングルで描き出してくる。
わざわざ鉢の中から見上げるようなアングルであったり、走る電車の外側から少女の表情を映し出すとか、
いちいち凝ってるんですよね。撮るの大変だったろうなと推測できるんだけど、そういう独特なシーンの積み重ねが
本作の魅力になってる。そんで後半からは少女もいい感じに変化してくる。
内容的描写的に現代では色々言われちゃいそうな作品ですが、そう言う面も含めて興味深かった。