1.《ネタバレ》 『片腕マシンガール』のリブート。低予算で血飛沫スプラッシュなスプラッタ路線はそのままだが、世界観は前作にも増してかなり異様で異形。しかし、残虐と淫猥を基調としつつも、どこか昭和テイストで破滅的な滑稽さを纏っていたりする雰囲気は、音楽への妙な拘りも相まってこれまたかなり独特な味わいを出せている。
妙ちきりんな演技・演出だらけだが、キャストはいずれもまずまず振り切れており、個人的にはこれも悪くない様に思える(まあ、全てを素直に直視できる、とは言い切らないケド)。中でも主演の女の子2人(搗宮姫奈と花影香音)は、アクションにせよパンチラにせよイカレたハイテンション芝居にせよ、正に体当たりなチャレンジが健気に本気でこれも好印象。アクション面でも、チープながらも色々工夫し(カメラワーク・早回し&長回し・特殊効果)、粗さをそこそこ上手く消してB級としてはまあまあ観れる出来にも仕上げている。この手の(おふざけ)アイドルアクションとしては間違い無く及第点以上かと。
一点だけ、北原里英が着物の下に白ホットパンツ着込んでるのだけは納得いかん。これがフンドシだったら、もう1点加点してましたですね。