1.《ネタバレ》 少年リンチ殺人事件についてもっとセンセーショナルな作品かと思いましたが、そうではありませんでした。テーマは、罰から逃れ、罪を償うことをせずに生きること、とみました。あいや、我々、人殺しなんてことはしませんが、後ろめたい過去が1つや2つじゃありません。本作のテーマは普遍的なことなのだと思います。だから、終盤近くまでかなり引きつけられて鑑賞していました。被害者の母親から「あなたは、何を謝りたいの。」実は、謝ることも身勝手。救いはない。もう逃げ続けるしかないというエンディング。生き続ける以上、逃げ続けるしかないということなのか。…、ああ、なんかよく分からなくなってしまいました。