7.《ネタバレ》 本作の製作環境のひどさは聞いています。予算を浪費され撮りたい場面を撮りきれなかったとか。 しかし思惑通り撮りきれたとしても、どこまで傑作になったかは正直微妙です。 中盤かなりストーリーは散漫になります。女の子の良さで最後までかろうじて持ったと言う感じですね。 ギリアムらしいが出来としては凡庸な出来です。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-25 00:02:54) |
6.テリー・ギリアムのフィルモグラフィ中で最悪の予算トラブルに見舞われたのが本作だそうです。スタッフに名を連ねた大家たちで判るように、イタリアのチネチッタ撮影所で製作しちゃったのがそもそも間違いの始まり。安く撮るつもりだったのに、ハリウッドで製作するよりもはるかに高いコストをぼられて大予算オーバー、最後は保険会社が現場を取り仕切ってようやく完成したんだとか。確かにごてごてと作りこんだセットや衣装ですけど、正直いってどこにそんなお金をかけたの?って感じもします。 ギリアムのファンには堪えられない映像世界なんですが、実はミュンヒハウゼン男爵はギリアムたちベビー・ブーマー世代の暗喩になっているんですね。自分の妄想ワールドを面白がって映像化しているだけじゃなく、ギリアム映画はけっこうメッセージ性を持っているところが自分は好きです(判りにくいけどね)。 しかし、ほら吹き男爵の次はドン・キ・ホーテに挑戦してほんとに大失敗をやらかすとは、この人はある意味首尾一貫しています(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-19 23:04:23) |
5.この頃のギリアム作品はそこそこ面白い。 この見せ物小屋的な世界観がたまらなく正統なんだ。SFX映画として凄く真っ当な血筋を引いている。どことなく100年前にメリエスが造り出したSFXというものを正しく引き継いだような感覚があり、実に良い。 ただ、メリエスの映画群と同じように、話自体は面白くない。その辺もぬかりない。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-12 14:45:50) |
4.悪くはないけど何かが馴染まない、変なんだけどどこか目を引く、そんな作品。映像自体はとても味のあるものだと思う。やはり話がチグハグな感が否めない。とはいえ何か見てしまう。古さの中に不思議な良さを感じた作品だった。 |
3.《ネタバレ》 テリーギリアム物を物色中で何気なく買ったのですが、不思議な面白さで独特の世界ですね。男爵の脳内物語ということなのかな?家来達が良い味出してました、某海賊漫画の元ネタのひとつはコレかもしれませんね。ヴィーナス役のユマサーマンがひきこまれるような美しさでした。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-26 20:29:51) |
2.『未来世紀ブラジル』は受け付けなかったけどこの作品は面白かった。押し付けがましい皮肉や揶揄が無かったのが良かったのだと思う。全体的にノホホンとしててネバーエンディングストーリーみたいな雰囲気も良かった! 【わーる】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-04 22:14:55) |
1.未来世紀ブラジルに触発されて無条件で観たが、肩すかしを食らったのは事実。しかし、昔読んだ童話のような世界を完璧に表現しきっているのはさすが。 【じゃん++】さん 6点(2003-09-06 13:39:49) |