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ジェントルメン(2019)

[ジェントルメン]
The Gentlemen
2019年上映時間:113分
平均点:6.00 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-05-07)
アクションコメディ犯罪もの
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監督ガイ・リッチー
キャストマシュー・マコノヒー(男優)ミッキー・ピアソン
チャーリー・ハナム(男優)レイモンド・スミス
ヘンリー・ゴールディング(男優)ドライ・アイ
ミシェル・ドッカリー(女優)ロザリンド・ピアソン
コリン・ファレル(男優)コーチ
ヒュー・グラント(男優)フレッチャー
エディ・マーサン(男優)ビッグ・デイヴ
サミュエル・ウェスト(男優)プレスフィールド卿
子安武人ミッキー・ピアソン(日本語吹き替え版)
津田健次郎コーチ(日本語吹き替え版)
森田順平フレッチャー(日本語吹き替え版)
朝井彩加(日本語吹き替え版)
原作ガイ・リッチー(原案)
脚本ガイ・リッチー
製作ガイ・リッチー
マシュー・マコノヒー(共同製作)
製作総指揮ロバート・シモンズ〔製作〕
配給キノフィルムズ
美術ジェマ・ジャクソン(プロダクション・デザイン)
衣装マイケル・ウィルキンソン
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2.《ネタバレ》 実は『ロック、ストック…』を観れてなくて、最近の監督の他作品の印象でフツーにアクションだと思い込んで鑑賞に至ったのです。が、どちらかとゆーと今作ってシナリオに仕掛けの在るタイプのクライム・サスペンスだったのでして、かつタイトリング通り(英国風に)ブラックでアイロニーなコメディ風味もまま感じられる…というヤツでした(有り体に言うとやっぱタランティーノぽい…てなモンで)。確かにちょっとまた「思てたんと違う」というコトではありました(特に、ほぼ全編がヒュー・グラントの語る「回想」て構成になってるので、時間の流れがスムーズじゃなくって普通のスリラーみたいに中々テンポがハイになってかない≒とゆーかテンポ速くなると程無くブレーキが都度掛かる…という感じ)が、ごくノンビリ観るのなら(逆に)全然アリかとも思いましたかね⇒私も酒でも飲みながら観た方が好かったかも…と。役者もまあまあゴージャスだし、また役柄にも結構みんな高度にハマってた…とも思うのですよね(個人的にはコリン・ファレルがかなり好きでした、し、ジェレミー・ストロングに凄むマシュー・マコノヒーのシーンはフツーに思いっ切り観入ってしまいましたし)。

ただ、その肝心なシナリオについても二点ほど。多少複雑でもそのモヤモヤも最後まで楽しめる(⇒で最後にはチャンとスカッと出来る)ってヤツだとは思うのですが、ソレでも少しややこし過ぎ&出来過ぎだと思う箇所が一つずつ、と。ややこし過ぎるのはサブキャラで中国人と貴族がそれぞれ二人ずつ出て来るコト、出来過ぎなのは窓から落ちておっ死んだガキがロシアン・マフィアのボンボンだった…て高度な偶然。こーいうのがも~少しシンプル・自然でも他のナニかで魅せられる…てクオリティが在るのが(ソレこそ)初期タランティーノなのかな、な~んて。別に私そんなにタランティーノ好きでもねーのですケド、そんな私でもやっぱ「比較」はしたくなっちゃいますかね(なのでこの点数で)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-18 01:00:53)
1.「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」から23年、「スナッチ」から21年も経つのかと、少々感慨深さを感じると共に、「変わらんな、ガイ・リッチーは」とまず思った。
見慣れたスローモーションやスピードランプによるアクション描写はもはや懐古的ですらあったが、この映画監督が生み出す軽妙(悪ノリ)な犯罪映画のテイストは、既に英国映画の文化と言ってもいいだろう。
英国の“悪童”の健在ぶりにひとまず安心した。

マシュー・マコノヒーを主演に迎え、アクの強い個性的な悪党どもが騙し合い、罵り合い、殺し合うストーリーテリングは、やはり「ロック、ストック〜」や「スナッチ」を彷彿とさせた。
大麻王の引退に伴う利権争いを軸にしたストーリーそのものは、シンプルで、特に新鮮味があるわけではなかったと思うが、ヒュー・グラント演じる悪徳私立探偵による虚実織り交ぜられた“狂言回し”よって進行する展開は、その真偽性を含めて面白みがあったと思う。(ヒュー・グラントはこのところ汚れ役がすっかり板についてきて良い)
その他のキャラクターでは、コリン・ファレル演じる格闘技ジムの“コーチ”が、人徳者であると同時に実は地味にしっかりとイカれていて良かった。彼が率いるアマチュア格闘技集団の馬鹿っぷりと、彼らによる“騒動”が作品の中の良いアクセントになっていた。

というわけで、“ガイ・リッチーの映画”として、期待した楽しさは備わっていたし、大きなマイナスポイントがあるわけではない。
けれど、かつてこの監督が生み出した前述の傑作たちと比較すると、やはり一抹の物足りなさは残る。
群像劇として登場するキャラクターそのものは良かったけれど、配役的にはもう少し華が欲しかったかもしれない。
マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、コリン・ファレル、ヒュー・グラントと、十分の豪華ではあるが、あと一枚か二枚、登場シーンは短くても良いので、大スターが“カード”として揃っていたならばと思う。
例えば、同監督作「シャーロック・ホームズ」主演のロバート・ダウニー・Jrなんかがキャスティングされていたならば、エンターテイメントの質は大きく上がっただろう。

個人的に一つ明確に不満だったのは、主人公の妻役のミシェル・ドッカリー。冷酷な大麻王である主人公が一転して溺愛する愛妻役としては、今ひとつパンチが無かったと思う。ストーリーのキーとなり、大立ち回りもある役どころだっただけに、もっと女優として華やかなキャスティングが欲しかったところだろう。当初はケイト・ベッキンセイルで進んでいたらしいので残念。

と、少々不満があるにはあるが、ガイ・リッチー監督には引き続き彼らしい犯罪娯楽映画を作り続けてほしい。
とりあえず久しぶりに「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」でも観ようかな。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-31 00:17:53)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5444.44%
6222.22%
7222.22%
8111.11%
900.00%
1000.00%

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