1.《ネタバレ》 1970年というギリ60's?な年代もあって、残虐にせよエロにせよ描写自体の質は率直にそこまで大したもんでもない(それでも拷問描写はそれなりにハイレベルな陰惨さで、当時観客にもたらした衝撃の大きさとゆーのは十分に推量されるケド)。ただ、むしろお話の内容の方が相当に高レベルな残虐というか胸糞というか、無辜の市民を私利私欲、あるいは為政者の面子の為に惨たらしく拷問→虐殺していくという内容にはあまり類を見ないレベルでムカムカさせられた。が、意外とこの見るに堪えなさ・忌々しさが、当然の如くのシリアスさも相まって高度な見応えとゆーのに繋がっていたというか、マサカこんなのにこんなに引き込まれて最後まで観れてしまうとは思いませんでしたすね。主演陣に地味にちゃんとした人を起用していて、演技面でアクセントがつくれていたのも大きいのでしょうね。重ねて、意外と決して悪くない(ネガティブ方面に見応え有る)映画になってます。