1.《ネタバレ》 ワリとつい最近、本邦でも手近に鑑賞可能となった作品かと思うのですケド、現地ではこれも立派にカルトだっちゅうコトなのですよね。ただ、70年代スラッシャーだ!との触れ込みなのですが、私の観た限りではどーみてもサスペンス要素の方が勝ってるとゆーか、特に今々では中々ホラー的な見え方には為って来なそう…だったのが正直なトコロっすかね(⇒私見ですが、ホラーと言うには画面が「明るすぎる」=「基本、明るいうちにしか何も起こらない」とゆーのがちょっと影響デカかった様にも思われます)。かつ時代を考えても、サスペンスとしたってごくローテンポとゆーか、諸々鑑みると(何となく)『サイコ』をもうチョイ血ミドロにした様な感じ、にも思えちゃってましたかね。勿論、別に『サイコ』程には全く面白くはないのですわよ。シナリオに関して、とにかく何処も彼処も「雑」だっちゅーか(⇒随所での説明も・展開運びも・動機付けも全てが好い加減かつ不足ぎみ…)中でもやっぱ致命的に思われちゃうのが、こーいう話なんだったら肝心のアリスが結局最後まであんな性格(⇒も~サイコってレベルで性悪)だってコトに全くカタを付けずに終わっちゃうのは、流石にちょっとマズいだろ!?てコトなんすよね…
とは言え、一方で観て好かったと思えたのが、前述のソレはソレで確かに非常にユニークだ(⇒半ば、流石にこんなん誰もやらない)(⇒今後21世紀なら更に更に…)というコトと、加えて今作がカルトである決定的理由ってのは恐らく、オーラスの教会内での惨劇の衝撃度・インモラルさに在るのだろう…と理解&納得できたってコトですね。アレに関しては、作品全体としても少し早めに真相が明かされちゃってる…という観点からも、ソコにもう一発アレが在ったから(辛うじて)成立してる…てな気がするコトを鑑みても好い意外性だったな~と思いました。オマケでこの評価。