1.《ネタバレ》 残念ながら「爆笑」まではしなかった。クスッ程度。全体的に短いコントの詰め合わせみたいな感じで、ギャグやボケの波状攻撃が来るが、ドリフほどの破壊力はない。もう少し何か工夫があれば…残念。(どうしたら良くなるか分からないけど「間」は大事だと思う。)
なので、お殿様も途中で色々と良いことを言っていると思うのだが、直前のギャグ滑りの影響で、セリフがあまり響いてこない。
とはいえ、時代が江戸時代というだけで時代劇を作る気はさらさらない点が潔く、終始話は単純でハラハラドキドキ感も皆無だが、登場人物が悪人を含めて基本憎めないタイプばかりで、特に、銀魂で見たことがある感じに仕上がった両替商のタツ、「お前も悪よの~」が言いたい老中らがなかなか魅力的。そういう意味からすると何も考えずにリラックスして最後まで見られる良作だと思う。
余談だが、エンドロールで登場人物みんなが躍るパターンだったが、おそらく自由にやってくださいと言われたのだと思う。それぞれが役の姿のままで躍る中、ヒコロヒーの表情が妙に固く動きもぎこちなく感じた。他の人はみんな笑顔で楽しそうに、思い思いのダンスをしていて、見ているこちらも笑顔になった。「さすがプロの役者さん達は場慣れしていてアドリブも素晴らしい」と感じた瞬間だった。