1.《ネタバレ》 この映画面白いのかなぁ?と思ったため、漫画サイトで2巻分くらい読んでみました。
これは面白い話ですねぇ、アラタと真珠の駆け引き、探り合い、疑いあいが面白くって、どんどん先が気になる原作でした。あまり読み進めてしまうと、せっかくお金を払って映画観るんだからと、漫画を中断して観に行きました。
漫画と比べて、結構詰め込んだ感はありましたが、何を入れて何を削るかの適度な引き算が上手く働いていたのと、丁寧な説明(心の声とか、名前が出た人物の画を入れるとか)があるので、説明不足感はありませんでした。一方で、アラタ側の心理がメインで、原作では時々垣間見えた真珠のホンネが観えにくくなっていました。心理合戦がワンサイド描写なためか、“死刑囚だから絶対に出てくることはない安心感があるのに、それを覆す真珠の怖さ”描写に、あまり時間を裂けなかったのかなと思いました。黒島結菜の真珠は可愛い:怖いが7:3くらいです。
僅かな情報から真珠が桃ちゃんに手紙を出し(怖い)、ガラス越しに対面(怖い)する場面。アラタの好みの桃ちゃんを模写する真珠(怖い)。ガラスに映る桃ちゃんと真珠を重ねる撮り方(怖い)がとても巧いです。でも桃ちゃんとのその後が尻切れだったりは、一本の映画として勿体ないようにも思いました。もしかしたら円盤の特典映像に入ってるのかもですが、せっかく良いシーンなのになぁと思いました。
原作既読の部分以外は、概ねナルホドと納得できました。殺人の経緯などもう少し説明が欲しいのと、疑問に感じた点もありましたし、被害者家族の心情を考えると、どうなんだ?って思う部分も多いけど、彼女の秘密と裁判の行方は私の想像を超えるもので、よくこんな事思いつくなぁと感心してしまいました。