2.主演ブロンソンとゴールドスミスの音楽がひたすらシブい。
ベン・ジョンソン、チャールズ・ダーニング、リチャード・クレンナ・・・
いかにも70年代という感じのちょっと渋めの豪華キャストもまた良し。
作品の大半が列車の中で展開されるミステリ・サスペンスタッチの異色西部劇。
特に前半から中盤、動く列車内で起こった殺人事件に姿を消す軍用列車の乗客はいずこへ?
というミステリーはかなり地味な展開が続きます。その割には結構人が死にます。
医学の知識もあり、列車の操縦も出来て、しかも強い謎の男ブロンソンの存在感にかなり助けられています。
しかし動く列車を舞台にしたサスペンスの定番、列車の屋根での格闘はなかなかの迫力。
男だらけの映画の中で紅一点、ブロンソン映画と言えばこの人、ジル・アイアランド。
途中ほとんど登場しない時間帯もあり、必要だったかな?とも思うのですが、
ジルもまた、ブロンソン映画には欠かせない重要なピースの1つということかな。
ブロンソンがちょっと渋めですが大活躍する映画なので、ブロンソン好きにとってはそれなりに楽しめる作品です。