6.小津安二郎の『東京物語』へのオマージュのつもりだったのかもしれないが、イタリア人らしい我の強い老人を配したことで、若干パロディっぽくなってしまった。可もなく不可もない作品。おそらくこの作品あたりがこの監督の実力を表しているものと思う。 【バッテリ】さん 6点(2004-01-18 15:25:55) |
【STYX21】さん 6点(2003-11-23 22:48:45) |
4.昔、劇場へ見に行きました。その当時ニュー・シネマ・パラダイスは見ておらず、比較できなかったのですが、N.S.P.のほうが面白いかな、個人的に。イタリア版「東京物語」といったところでしょうか。 【如月CUBE】さん 6点(2003-09-23 00:42:25) |
3.ビデオのパッケージに、「可笑しくてちょっとほろ苦い」て書いてありましたが、ちょっとか? 老人の孤独さがあまりにも痛々しい。でも現実にありえそうだなこういうの。この監督さんて、いつもながら人間の中の痛々しい現実を見せます。<以下ネタバレ>最後のシーンでふと思ったのですが、もしかして老人は子供たちに、妻の死を言っていないのですか? 老人が「子供たちがお前によろしくと言っていたよ」というせりふ。本当のことなのか、「みんな元気だ」というせりふと同じく嘘なのかが分からなかったんですが・・・。 【アルパチ夫】さん 6点(2003-06-20 19:24:24) |
2.数日前、「アバウト・シュミット」を観たばかりなので、何か似てるなーと思いながら観ました。確かに主人公の老人は少しボケも入ってるみたいだし、独り善がりだけど、なんだかかわいそうで、いたたまれないなあ。同年輩の人が観たらどう思うんでしょうね。それにしても邦題の「みんな元気」っていうのは、どういう意図なんだろう?ほのぼのした作品と見せかけて、実はすごく皮肉の効いてる映画なのでしょうか・・・。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-06-01 22:25:22) |
1.この映画はジュッセッペ・トルナトーレ監督の作品と言うことで観てみました。主人公の老人はとても視界が狭い人だと思えます、自分の目にはすべてが上手く言っていて幸せな家族だったようですが実は息子達の不幸の原因の一端は自分自身だったことに気づいていない、留守電に話しているときや度の強すぎる眼鏡もこの人がかなり近視眼的な(主観的な)ことをハッキリと演出している、ラストもこの老人が独り善がり(実は奥さんとも上手くいってなかった!?)なものであったことを表していると思います。この映画のテーマは《隔たり》ではないでしょうか?親と子、夫と妻、自分と社会など多くの隔たりが他者の目にどれほど滑稽に映るかをを描いているような気がします 【Yuu】さん 6点(2002-11-19 13:59:26) |