2.《ネタバレ》 先にガーランドの「スタア誕生」を見ていただけに、こちらの方はどうもあっさりしすぎに思える。新進の女優と落ち目のスターの物語だから、エスターが女優として登り詰めるまではこれでよいと思う。だが二人が結婚してからの栄光と悲哀は、もっと色濃く出しても良かったのでは・・・。
夫の葬儀のときでさえ、ヴィッキー・レスターとしてフラッシュを浴びていた彼女が、ラストでファンに向け「ノーマン・メイン夫人です」と自分を紹介するのには、思わず涙が出た。
ストーリーとしては良くできており、原案賞を得たのも頷けるし、これがガーランドリメイク版を生むことになった。