1.チャウ・シンチーをスターに押し上げた作品だけど作品自体の出来は実にチープ。ギャグにしたってアクションにしたって全体的に締らない仕上がりでシンチーも後年に比べ勢いに乏しい感じ。とても本家の興行記録を打ち破ったとは思えないなぁ。とはいえ、ブルース・リーの物真似や賭神の真似をして、スローで歩いた結果相手に「妙な歩き方だな」と揶揄されたり発想自体は単純ながらも素直に笑えるギャグはなかなか楽しい。またシンチーがン・マンタの名を呼ぶと自制心が無くなるというギャグや賭聖のキャラクター設定はその後の作品でローテーションされまくるし、本家シリーズの世界観とリンクしていくことにもなるから、必見に値する作品ではあるかもね。