7.《ネタバレ》 SMAP全員がSMAP役として犯人を演じた「古畑任三郎」の正月スペシャル。今回は犯行までの描写にじっくり一時間近くをかけているが、それによって「古畑任三郎」ではなく、SMAPが主演の犯罪ドラマのようになってしまった面は確かにある。しかし、その犯行内容は練りに練ったもので見ごたえがあり、古畑(田村正和)の登場が遅いことをあまり気にせずに見ることができたのは意外に良かったし、エレベーターの仕掛けの面白さや、SMAPが殺人事件を起こす発端となるのが中居やキムタクではなく草彅というのが印象的で、事件自体も犯行に参加する予定のなかった草彅が飛び入り参加していなければ解決は難しかったなど、本作では草彅の役回りがけっこう大きい。中居が殺人の標的になる男(宇梶剛士)に「SMAPは終わらせない」と言うシーンがあるのだが、今になってこのセリフを聞くとなんだか切なくなってしまうのも仕方のないところ。でも、見ていて安心感が出てくるのはやはり古畑の登場後なのはSMAPのドラマとしてではなく「古畑任三郎」の一篇として見ているからだろう。西園寺(石井正則)の初登場作品だそうだが、時系列的には次回の緒形拳の話のほうが先なのか、とくに初登場という感じはしない。本作で古畑がSMAPに対して同情的な言葉をつぶやくのは「刑事コロンボ」にもあった展開を参考にしているのかもしれないが、ドラマ性重視というよりは犯人がSMAPだからという気がした。もう少し言わせてもらえれば思っていたより楽しめたのも事実だけど実在人物が一部架空の設定でそのまま出てくるエピソードとしてはイチローの話のほうがこのシリーズらしさもあって面白かったかな。それにSMAP全員を一度に出すよりは連ドラ版で一人ずつ犯人役として出たほうが良かったとも思う。キムタクはこれ以前に連ドラ版に犯人役として出たことがあるのだからそれは不可能ではなかったはず。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-09-26 18:14:01) |
6.名探偵vs人気のアイドルグループということで、当時はお祭り気分で皆さん鑑賞したのではと思います。内容については尖ったトリックの印象はありません。エレベーターの仕掛けは楽しかったかな。直接関係はありませんが、セリフの量にグループ内の力関係を見るような気がします。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-26 10:41:36) |
【ジダン】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-11-09 20:15:30) |
4.スマップがそのまま犯人役を演じるというので期待して観たが・・・微妙。当時人気絶頂の超トップアイドルだったこともあって、いろいろ制約があったのでは?と思わせる程気を遣っている様がありありと窺えた。やはりいくら古畑とは言え、スマップ様を犯人に仕立て上げるのは無謀ということか。キムタクもその前にピンで出た犯人役と同じような雰囲気だったし。これなら誰か一人をクローズアップしてもっと濃い内容にした方が良かった気がする。 |
3.いつも面白いですね。 古畑は(笑)映画じゃないので、6点。 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-11-06 09:49:35) |
2.これはおもしろい。殺すシーンが妙にリアルで怖いです。 |
1.三谷幸喜の脚本作品は、密室劇(あるいはある限定された空間)の時特にその面白さを爆発させる。古畑シリーズでもそれは顕著で、密室劇風のエピソードの時のクオリティが格別に高いと思う。このSMAP編もその様式であったことがまず良かったと思う。ただ別の方も言っているように、まあ半ば仕方ないことではあるけれど、古畑よりもSMAPの方が重視されていることは否めない。そーいえば、今度の正月にスペシャル版で復活するそうで、犯人はなんと松本幸四郎!今泉が出ないのは消沈モノだけれど、楽しみです。 【鉄腕麗人】さん 6点(2003-11-25 13:57:44) |