1.《ネタバレ》 悪ガキどものヒーローとなってしまったロッキー。
死刑執行前に親友である神父から頼まれたことは、最もやりたくないことだったに違いない。
面子やプライドは人一倍強い上に、最後にはそれしか持っていないものを捨てるのだから。
臆病者の汚名を背負って死んだ男の真意を知るものは、神父と神だけ。
そこに漢の美学の哀愁が漂う。
ただ、タイトルでオチが完全にネタバレしてしまうのが、なんとももったいない。
せっかくの究極の選択も、天使の行動をするのがわかってしまうので感動が薄らいでしまった。
ロッキーが逮捕されてからローリーの登場がなかったが、少しは触れてほしかった気もする。