1.この作品を観たのは20年も前のこと、「ドラゴン特攻隊」の同時上映として劇場で見た。たしかそれ以来観ていないので正直忘れているところの方が多い。コレを書き始める前に思い出そうとパンフレットを読み直しているが、たいしてやくに立たないし・・・。しかしコレだけはシッカリおぼえている。それは横山やすしの演技である。たしかコレがやすしの初主演映画だと思うのだが、その演技はメチャ素人っぽかった。話がヤクザモノ?だけに安岡力也や伊東四郎、成瀬正、そして丹波哲郎とヤクザ役常連の俳優に囲まれたやすしの演技はまさしく素人だった。しかし、その素人っぽさが当時幼かったわたしには妙にリアルに感じて逆にインパクトがあった。たしか息子の木村一八とも初の共演作だったと思う。最近無性に見直したい1本である。