1.ジャン・ユーグの初監督で、自身が主演も努めるこの作品。監督として光るものがあったかなかったのか、それは僕にはわかりませんが、やっぱりラブストーリーが好きなんだなと思いました。やっぱりユーグは恋する男じゃなきゃな、と一人で納得してみたりしています。相手のトンカ役の女の子が、ストリートで暮らす女性をすごく魅力的に演じていたのも印象的ですね。コカコーラの看板に住むというアイデアもなかなかです。それと、人種の違う男女が、難なく恋に落ちていくところは、フランスの自由さを感じました。あとは、主役のスプリンターとしてのユーグがちょっと頼りなかったのが残念です。200は肉体的に厳しそうだったので、400あたりにしておけば良かったのに。