7.《ネタバレ》 雰囲気はかなり好き。神父が謎を解明するくだりは宗教が絡んでいる謎ということもあり、重々しくて楽しめた。彼らの正体が分かった後は、単に銃をぶっ放す犯人から逃げるだけの展開になってしまったのが残念。
加えて、彼らの存在をひきたてるべき事件の内容が弱い。こちらのストーリはほとんどあって無いようなもの。
そもそも彼らは単なる野次馬で何もできないはずなのに、途中から微妙に立場を変えてみて、
さも彼らが神父を殺したかのようなイメージを作ってみたり、
最初のカップルの事故がまるで彼らを目覚めさせたかのようなシチュエーションだったりと、彼らの立場をどう持っていこうとしているのかいまいち分かりにくく、全体のまとまりが無い気もする。居酒屋で女の子と一杯飲んだり、ベッドでよろしくやってる普通のギャザリングもいるしw。ただキリスト教がらみの荘厳で重々しい雰囲気はかなり好き。
クリスティーナリッチがその一員というオチはスパイスとして良かったけど、最後の自分の説明はかなり蛇足。ギャザリングって単にその場で見てしまっただけの不運な人じゃんと思って同情してしまった。
でもキリストが磔になった時にその場で傍観していた人が罰を受けるなら、家に閉じこもって何もしなかった人はどうなるんだろう。
ギャザリングの罪が重いかどうかはメルギブソンのパッションを観たか観ないかで評価が分かれるかも。。