《改行表示》54.《ネタバレ》 オリジナル未見。 若きジェフ・ゴールドブラムが怪演。 私は耐性あるので特にグロいとは感じなかったが色褪せないSFホラーとして普通におもしろかったです。 テレポッドの発想がドラえもんの道具みたい。 そこからハエと融合とは面白い発想。 一歩間違えればグロさだけ先行して駄作に成り下がりそうだがセスの哀訴もオチも秀逸。 ハエで運動能力は高くなり姿も醜くなるわけだが蠅人間は飛ばないのか? ビジュアルは素晴らしいがもっとブンブン飛んで欲しかった。 |
《改行表示》53.《ネタバレ》 やっぱりなんだかんだいってクローネンバーグが撮影した本作は名作。ただ、序盤から不要な部分は潔くカットされていて、本当に必要なことしか見せないのはちょっとやり過ぎです。個人的な感覚ですが、映画といえば無駄にゆったりしたシーンも必要だと思っている私からしたらちょっとせせこましい印象でした。 冷静に考えたらあれほど頭が良い主人公(セス=ジェフ・ゴールドブラム)が、少し女に絆された程度で頭に血が上って、、勢いに任せポッドに入ってしまうのは少々無理があります。まあ、裏を返せば女が絡むと怖いよなぁとも言えなくもありませんが。あと、ハエ男の変化途中はかなりリアルでグロいですが、当の本人は割と興味津々で精神的にタフな点も少し違和感がありました。普通なら自殺もんですよねこれ? 全体的によく出来た哀愁漂うSFホラーですが、ベロニカ(ジーナ・デイビス)の精神がちょいちょい理解不能で困っちゃいました。アレ(ハエ男)を見て、いくら元恋人であっても「可哀そう~ ハグ~」とはならないと思います。やっぱ明らかにキモイしグロい怖いしで、一刻も早く関わりたくないってのが正常でしょう。 あと忘れてはいけないのが、キモウザ元彼(ジョン・ゲッツ)も、ぶっちゃけた話、こんな女に関わったばっかりに手と足を無くしてしまうという大惨事に見舞われてしまった不幸な男です。ラストでジョン・ゲッツが死ななかった点もクローネンバーグのいやらしいところだと思います。数十年ぶりに見ましたが本当に素敵な映画でした。 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-12-16 22:10:19) |
《改行表示》52.《ネタバレ》 グロい、途中から耐えがたいほどいろいろとグロい。 グロくて観てるのがつらいのにそれでも最後まで観せてしまのは、そこらに大量に転がっている凡百のB級ホラー映画とはわけが違うってとこでしょうか。 主人公にはほとんど同情の余地はないし、あの状態でなおせスにやさしくできるヒロインもちょっとどっかおかしいと思うし、途中セックスセックス言い続ける編集長も人としてどうかと思うし、しかしそんな登場人物3人が迎えるラストには深い哀愁がただよっているわけで、こんな頭おかしい登場人物ばっかのグロ映画で哀愁漂わすとは、一時期のクローネンバーグはほんと天才だったのかもしれない、と思う。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-25 19:04:02) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 どんどんグロくなっていくセスを平気な顔で抱擁するベロニカ、彼女の優しさが凄過ぎる。妊娠した彼女からサナギが出てきたり(夢だったけど)、セスが口から消化液を出してベロニカの元彼の手足を溶かしてしまったり、中味はずいぶん嘘くさいけど、あまりのグロさに思わず吹きだしてしまう。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-10-13 23:06:10) |
50.気持ち悪いことこの上ない。でも悲しきハエ男の気持ちは分かるんだよなー。鑑賞後に気持ち悪さと悲しさが残る不思議な映画。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-03-14 02:55:34) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 懐かしいですね、あのゴッツイ機械。こういう映画だったんですね。 最後に完全に顔がハエになったセスが、ピストルの銃口を自分に向けたシーンが良かった。 人間とハエの融合。考えた人すごい。 【新しい生物】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-10-27 01:27:40) |
《改行表示》48.My memory told me that this was a horror movie but that means I was just too young to get the core portion of this script. This title totally can be classified into the genre of love stories or even can be re-written into an opera piece with a right score, if there is such a thing. This kind of my perception tells that I am not that young any more, like when I watched this for the first time when I was still in teenage. : ) The biggest surprise for me after watching this was the fact that Jeff Goldblum and Geena Davis have been married together for a short period, more precisely, for three years. This suddenly gave me an inspiration of checking other two titles, before this one and after this one, which they co-stared. I will! 【kei】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-04-10 20:48:01) |
47.《ネタバレ》 自分にとってもそうだし、たぶん世間一般においても最も不快な映画の殿堂入りしていることは間違いなし。これは別に貶しているわけじゃなく、初期クローネンバーグの最高傑作だと思っています。だんだんグチャグチャになってゆくJ・ゴールドブラムの撮り方を観てると、科学観測の記録みたいで奇妙な感覚を覚えたのですが、クローネンバーグは大学では生物学を専攻していたとのことで納得できます。 実はむかし初めて観たとき、確かヴィデオ版だったと思いますが、蠅男になりかけのゴールドブラムが唾液を垂らしながら食事を摂るシーンがあまりに凄くて強烈なトラウマになったんです。ところが最近観直したらそのシーンが無いんです、録画された食事の様子をモニターで観てJ・デイビスが真っ青になるところを映すシーンはありますが。 たしかにあの気持ちの悪いシーンがあったと思うんですけど、私の思い違いでしょうか。どなたかご教授お願いします。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-02 22:16:43) |
46.古典として約20年ぶりに再見。面白かった記憶があった。一応あっさりテイストだけどよくできている。グロいけどホラーじゃないよね。むしろ人間の機微を描いたヒューマンモノのだよね。見てて、スパイダーマンとインビジブルとなぜか連想した。お手本になるプロットなんだろう。主人公の変態過程での変化も肉体面精神面含めて丁寧に描かれているし、美術もよくできている。思い出に残る作品といっていいんじゃないかな。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-22 11:14:45) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 子供の頃、よくテレビでやっていた気がするが 「ハエと合体する」という程度のことしか覚えてなくて 改めて観てみた。 とても良く出来てる! ラストの、ポッドと合体(!?)ってのだけがようわからんかったが・・・。 当たり前だがパソコンが古い。古すぎてちょっと笑ってしまう。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 01:59:23) |
|
44.《ネタバレ》 中々怖くてイイ感じです。消化液を吐きかけて食べ物を食べるシーンとかもうね、タマランね、って感じです。ジェフ・ゴールドブラムの演技が秀逸でした。素晴らしい! 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-29 19:48:50) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 オリジナルの衝撃を見事に継承し昇華させたリメイク作品ですね。 グロテスクなシーンも多いですが、変わり果てた姿になった恋人を最後まで優しく包み込む女性が凄いなと思いました。 もし恋人があんな姿になっても愛せますか? そんなメッセージが裏に隠されているようで最後まで目が離せませんでした。 ラストも変わり果てた姿で自らに銃口を向けるシーンは秀逸!! 最後の理性を振り絞って自らの命を絶つ。 形こそ違えどオリジナルの主旨を見事に描いた監督に拍手でございます。 【ゆたさん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-04-04 09:32:11) (良:1票) |
42.今観ると結構ざっくりとした作りだと思うけど、当時はとにかく感情を揺さぶられました。見てくれがいかに醜くても人はあそこまで感情移入できちゃったりするんですね。ラストシーンはあまりにも切ない。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-09 19:05:19) |
41.SFとして、そこらじゅうにいる雑菌のDNAは混ざらないの?!とか、突っ込みどころは数あれど、 ジェフ・ゴールドブラムの怪演光る異色ホラーの名作。化け物になっていく自分に苦悩しつつ、天井を這い回りながら「誰にだって変身願望はある」とか恋人に言って、実はちょい楽しんでたりもするシーンは笑っちゃうんだが、結構そんなもんかもと思えたり。でも結末は悲劇、そしてあのラストはやはりよく出来ている。まあ映像表現は、えぐいっちゃえぐいけど、そこが見所でもあるわけで。でも私が一番気持ち悪かったのは、「変体」の様より、あのコーヒーに砂糖をとめどなく入れるところ。あれにはまじで吐きそうになった。思えば、ああいう印象を残す表現も上手いということだ。敵役かと思ったストーカーおじさんが意外に役に立ったりで、キャラ立ちもしっかりしていた。 【あっかっか】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-03-24 13:19:20) (良:1票) |
40.この映画はジェフ・ゴールドブラムに尽きるでしょう。グロさ加減もちょうどいい感じで、クローネンバーグの良さがうまく出ています。傑作リメイクだと思います。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-09-01 00:40:19) |
39.《ネタバレ》 BだけどBじゃない。美術スタッフの見事な頑張りでグロさ爆発。「鑑賞時の注意書き」が必要。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-08 16:32:50) |
38.《ネタバレ》 子供の頃あんなに蠅男を怖がっていたはずなのに。裸体にノックアウト。成人するってそう言うことですか・・・。 【成田とうこ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-21 20:06:04) |
37.気持ち悪い。気味悪い。気色悪い。救いようがない主人公。でも面白いと感じるのはなぜでしょうか。 【eureka】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-28 23:25:51) |
36.クローネンバーグの作品の中で最もエンターテイナー志向の強い作品で、商業的にも成功している。クローネンバーグの作家としての拘りが減少しているわけでもないこの作品が商業的成功を収めたのは、ストーリーの根底にラブストーリーがあることも前提にあるが、彼の美術センスがけしてマニアにしか受けないものではないということの証明でもあり、作家性を無くさずとも商業映画を作れるということの証明にもなっている。当時はハエの特質を徐々に露にする主人公を見ながらハエの知られざる生態に感心しながら見ていたことを覚えているが、このあたりの丁寧な描写が静かな怖さを演出しB級になりがちな題材を見事に深遠な映画にしたのだと思う。続編はこの作品のグロテスクなところだけが継承されている感があるが、たしかにグロさはなんだかんだ言ってもこの作品の一番の見所かもしれない。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-09 13:46:53) (良:2票) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 人間が人間でなくなる、その恐怖。 じわじわと外面だけでなく内までも変貌する様はグロテスクであり、 一級のホラー要素を醸し出している。 視覚的な刺激が強いのでそこに囚われがちだが、 実は珠玉の純愛作品として仕上がっていたりする。 最後、醜く変わり果てたセスがベロニカに静かに銃を向けさせるシーンは 切なさで胸がいっぱいになります。 もう少し葛藤する尺を伸ばしてくれればなお良かった、少し撃つのが早い。 酔った勢いで何かしちゃうと後悔する、良い勉強にもなります。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-20 09:41:02) |