《改行表示》26.《ネタバレ》 南北戦争を題材にした作品というと幼い頃に観た西部劇を連想してしまうのですが、この作品はアメリカ初の黒人による部隊を描いたものであり、初めて知る史実でした。かつて観た西部劇の世界とは全く異なる切り口。黒人差別が当たり前のように存在していた時代にあって、始めは本心では黒人の文化等に馴染めていなかった主人公が、やがて命を打ち捨ててでも先陣切って彼らとともに戦っていくように変わっていく姿は感動的です。 ただ、兵士が作戦上消耗品のように扱われていた時代の戦争ものは個人的に好みません。洋の東西を問わず、人海戦術に頼り次々と倒れていく兵士の命が軽んぜられていたかのように思えてしまう戦い(現実がどうであったのかは知りませんが)には、個人的に嫌悪感ばかりが先立ってしまいます。主人公にしても、黒人兵士たちにはそれぞれの人生があり家族がいることを知りつつも、彼らを過酷な任務に敢えて送り出したという判断は手放しには賛同できません。 最後の作戦は殆ど自殺行為。思いは理解出来ないこともないのですが、何か選択肢が異なるように思えて仕方ない。平和な時代に画面越しに映像作品として観ている身としては、到底当時の真実や価値観といったものを知る由もないのですが、それでも違和感を感じざるを得ません。 デンゼルさん、モーガンさん、マシューさんを始めとした出演者たちの素晴らしい演技に支えられ、最早名作と言っても過言ではない作品とは思いますが、どうしても戦争の悲惨さからは少々距離があるように思えてならず、7点献上に留めます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-13 18:37:00) |
《改行表示》25.最初は教科書的な映画かなと思ったけど、それ以上に重い展開となっていった。 黒人としてでなく人として、でも何故戦うのか、そういったことも考えること無く戦死していくことにどういう意味があるか、考えさせられる作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-23 21:24:14) |
24.《ネタバレ》 ずっしりと見応えのある映画ですね。南北戦争というアメリカでの内戦、そこに編成された黒人による第54部隊のお話で、D・ワシントン、M・フリーマンという名優の重厚な演技が素晴らしい! マシューのあどけない雰囲気もこの作品での役割に合っていましたね。歴史的な事も含め大変勉強にナリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-27 21:20:09) |
《改行表示》23.ドラマも良かったし、俳優陣の演技が圧倒的で厚みのある映画だった。 戦いのシーンは生々しく、迫力があり、息をつかせない仕上がりだった。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-31 20:55:13) |
22.黒人兵士たちの演技がうまい。戦闘が続く後半よりも、黒人の立場がよくわかる前半が見ごたえあります。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-10 14:24:55) |
21.デンゼルワシントンとモーガンフリーマンが脇にいて面白くないわけがない!主役のマシューブロデリックもなかなか良い役でハマってました。お薦めしたい良い映画です。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-29 23:59:06) |
20.《ネタバレ》 そおかぁ。みんな死んじゃうんですね。史実に基づいているから仕方ありませんね。みんなの笑顔を最後にもう一度見たかった。そう言えば、大佐の遺体も黒人兵の遺体も同じように扱われているのは、死んでしまえば黒人も白人も階級も関係ないということを暗示しているのでしょうか。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-07 20:19:23) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 誇りというものは、人間にとって最も重要なものと言い切る根拠はないけれど、重要なものの一つであることは間違いないと思う。 軍隊に志願し、訓練を受け、激しい戦いに参加することで人間としての誇りを取り戻していく黒人兵達に感動と悲しみを感じた。 ただ、アメリカ人にとってあまりに自明なんで描かれなかったかもしれないけれど、何故戦う必要があるのかも、少しは描いて欲しかった。南軍の扱いが、あれじゃあ安手の戦争映画のドイツ軍扱い、あまりにも薄っぺらい。 ぼんぼんむき出しの主人公が、自分が黒人を教え導くつもりが、逆に人間として、どんどん成長していくのもよかった。 (第二次世界大戦などでは極めて合理的な戦術をとるアメリカ軍も、こういう全く無謀な作戦の経験があってこそ、成長していったわけなんだな、としみじみするとともに、この半世紀後に全く同じような無謀な銃剣突撃を繰り返しては、全滅していった某帝国陸軍がちょっと情けない) 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-14 10:26:43) |
18.《ネタバレ》 “栄光”の米国史の1ページを描いたアメリカ万歳作品。黒人の逃亡奴隷で組織された北軍の第54連隊。激しい戦場を再現したワグナー城塞突撃シーン、自衛隊の戦闘訓練を想起してしまいました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-03 21:19:34) |
17.《ネタバレ》 マシュー・ブロデリックを悪く言う訳じゃなく、ロバート・グールド・ショー大佐そのものが主人公として明らかに弱いなぁ…。監督のエドワード・ズウィックってどこかで聞いた名前だと思ったら「ラストサムライ」の監督ですね。道理で所々似ているかも。あの映画も渡辺謙がトム・クルーズを食ったと言われているが、本作はそれ以上にロバートの存在感が薄い…。その分と言ってはなんだが、黒人たちの描き方は良かった。実質こちらがメイン。モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントン、インテリ黒人など個性的な面々で、だんだんと第54連隊のファンになっていくような気分。滅びの美学なのか後味もそう悪くなく、高評価なのも頷ける内容だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-14 22:15:12) |
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16.《ネタバレ》 おぼっちゃんでヘタレの士官が黒人部隊を率いる事になり、その交流を通して人間として成長していく。マシュー作品はあまり見てないんだけど、ヘタレっぷりや、ラストの先頭切って突っ走るシーン等、かなりはまっていてナイスキャストと言っていい。また言うまでもないが、モーガンとデンゼルの存在感は素晴らしい。終盤、デンゼルがマシューにこの戦争の意味や、黒人である自分達が戦う意味について聞く。勝利したら差別はなくなるのか。彼は答える「負けたらゼロだよ」。最後の突撃。旗手が倒れても、他の誰かが拾って進み、また彼が倒れても、他の誰かが拾い進んでいく。たとえ少しでも確実に1歩ずつ進み、そして変わっていく。彼等の死は決して無駄ではない。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-28 12:24:07) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 非常にこの手の映画の中では忠実に再現されている映画であるのでそれだけでも見る価値がある。勿論それだけではなく様々な思いを奮い起こされる作品である。あの「第54連隊前進!」に感動と勇気をもらった方は少なくないはずだ。 黒人がアイデンティティを確立していく過程やR・G・ショー大佐を中心に連隊が一つになる様は見てて非常に感動的であり、D・ワシントンとモーガン・フリーマンの力強い演技も相まって見応えのある作品に仕上がっている。マシュー・ブロデリックは賛否両論あるだろうが、確かに迫力には欠ける。だが大佐としての苦悩や葛藤が非常に伝わってきて終わってみるとなかなか良かったのではないかなと思うのだが。 ラストシーンはなかなか感慨深いものがある。彼の父親は言う、誇りに思っている、と。 【きいろのくじら】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-30 00:31:24) (良:1票) |
14.戦争映画としてみると、戦闘シーンはいまいちだし、感動ドラマとして見るには、最後が呆気なさすぎました。黒人と白人というわかりやすい設定ではありますが、逆にこうい設定に慣れすぎているせいか、ぐっど響くものは、あまりなかったです。デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンの競演、良いですね。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-05 17:35:56) |
13.白人の有色人種への差別(もちろん日本人・黄色人種も)はこんな甘いもんじゃない。白人が作る映画にはリアリティに欠け過ぎる。デンゼル・ワシントンの熱演にのみ7点。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-28 08:16:02) (良:1票) |
12.アメリカ史において重要な位置づけにある南北戦争をテーマにした映画ということで、その作品的価値は高いと思います。ただ、主人公の隊長が、ただの金持ちのボンボンならずして、ここまで黒人解放のために自らの命を賭けて戦った行動心理が今ひとつ描かれていなかったですし、志願した黒人たちの動機についても、もっと説明されて然るべきだと感じました(後者については、作品中で説明が無くとも自明のことかもしれませんが…)。それにしても、私ゃこんな戦争の前線に立たされるのはまっぴら御免です。鉄砲向け合って正面対峙なんて、絶対無理。 |
11.南北戦争ものは素直に反省するアメリカの態度が見えて、わざとらしいベトナム戦争ものより好感が持てる。 【mimi】さん 7点(2005-03-28 03:44:36) |
10.ぶっちゃけデンゼルがオスカーを獲るほどでもなかったように思えます。むしろマシューのほうがよかった。彼の人柄はまさしく黒人が白人と思ってない白人だろうね。このあと黒人舞台が作られても、実際には何十年も黒人差別が残っていたアメリカに疑問を感じますねー。っていうか、さりげなくホントのチョイ役でビル・ナンがでてたね。 |
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8.この映画、テレビでやらないね。良い作品なのに。 【ボバン】さん 7点(2003-11-28 00:06:19) |
7.マシューはたしかに微妙。かわいすぎるため、迫力に欠ける。でも、その他は面白かったし感動した。それにしてもアメリカ人は、自分たちでやってきた黒人差別なのに、このテーマ好きですね。 |